82 目の前の何か ページ38
？『さぁ、踊ろうか』
加「A…！！」
堀「Aさん、無事だったんですね…！！」
駆け寄る堀川に、Aは口元を緩くさせた
三「堀川、よせ」
堀「え、、？」
それと同時にAは片手で堀川の首を掴み、持ち上げた
石「堀川くん！！！」
堀「くっ…ぁっ…」
？『人の話を聞いていなかったのか？残念だ。あと、お前たちの知っているAはもう居ない。』
色が変わっても、容姿そのものはA
だが違う、
？『あいつはもう居ない』
堀「いっ……！！」
掴む力を強める
石「その手を離してもらおうか」
石切丸は柄に手を置いて鞘から本体を抜きだす
？『ほぅ。なら、準備体操と行こうか』
そういうと堀川を前方の木の方へと投げつけた
だが衝撃は少なかった
三「堀川よ、大丈夫か？」
堀「三日月…さん…」
三「よいよい、しばらくじじいのところで休んでいくといい」
いつもの優しい言葉だが、その目は笑っていなかった
カキンと、金属音が森林に鳴り響く
大太刀の石切丸は、木が生い茂っているため、動ける範囲は限られている
それに対し脇差である目の前の何かは、軽快に攻撃を交わし、相手にダメージを与えた
石「くっ…」
？『遅いな、準備運動にと思ってはいたが、これでは体が鈍ってしまう』
加「薬研、刀を持て」
薬「っ…」
鞘に手を置く薬研だが、それを抜けずにいた
加「俺たちの目の前にいるのは、Aじゃない、敵だ。俺たちの使命は、「無事に帰ること」だよ。」
目の前の光景を淡々と見ていた加州だが、石切丸に参戦した
加「はぁっ！！」
？『おぉ、お前も遊んでくれるのか？こりゃ嬉しいねぇ！』
交わる金属音が次々に増えていく
陸「薬研、よう聞け。おまんはAの恋仲でもあるが、それ以前に仲間じゃ。」
薬「仲間…」
陸「そうじゃ、そのことを頭に入れておくことじゃき」
そう言うと、陸奥守は隙を見てそれの後ろで瞬間的に銃を向けた
陸「おまん…わしらの、Aは、どこじゃ」
？『しつこいやつだな、言っただろう、もうお前達の知っているAはいないと』
堀「はぁっ！！」
まだ先程の痛みが残る堀川だが、構わず攻撃する
？『その速度、笑わせてくれるわ』
堀川の攻撃をするりと交わした
4人で挑んでも、相手は息ひとつ上がらない。それどころか、退屈そうにもしているように見えた。
？『うじゃうじゃと、小賢しい』
そう言うと帯に差していた扇子を広げた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミミ(プロフ) - お話できたら嬉しいです! (2021年10月3日 12時) (
レス) id: 3c71f1d526 (このIDを非表示/違反報告)
琉兎(プロフ) - ミミさん» お久しぶりです！！覚えてますよー！ (2021年3月9日 0時) (レス) id: 5eedcd9e1c (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - 懐かしいですね〜覚えてますか？ (2021年3月9日 0時) (レス) id: 02e747571d (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - お久しぶりです！ボードに久々に寄ったので見てほしいです！ (2021年1月28日 16時) (レス) id: 02e747571d (このIDを非表示/違反報告)
琉兎(プロフ) - 咲夜さん» 本当ですか？！？！ありがとうございます！！！亀更新で申し訳ないです… (2020年12月29日 0時) (レス) id: 20f681a483 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琉兎 | 作成日時：2019年3月2日 14時
