陸奥守の妹に恋をした（刀剣乱舞 薬研藤四郎）

43 やっと ページ43

貴方side


息を切らしながら必死に走った




伝えなきゃ行けないことがあるから…



その時、どこからか懐かしさのある声がした



陸「A！！いい子にしちょったか！！」


兄上だった


貴『兄上！！おかえりなさい！！！ちゃんとしてたから！…それとね、兄上…私…！！』



想いを伝える前に「分かっちょる、行ってこい」そう力強い笑顔で言ってくれた



私はその笑顔に背中を押されてまた走り出した



走って行き着いた場所は万葉桜の木の下


たくさんの思い出がある場所



1人の青年の姿があった。


貴『…薬研くん』


私の声で振り向いた薬研くんは前よりもっと


逞しくなっていて強くなっていた



私は彼に思い切り抱きついた


薬「？！A…」



貴『…私ね、やっと分かったよ…この気持ちが、【好き】が分かったの…私…薬研くんのことが好き…遅くなってごめんね…』


私は抱きつき泣きながら告げた


薬「っ…遅せぇよ、馬鹿…俺も好きだ」


彼は力強く抱きしめてくれた



暖かいな…いつまでもこの時間が続けばいいな…そう考えていた








貴『薬研くん…おかえりなさい』


薬「…ただいま、A」

44 強く→←42 寂しさ

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す