陸奥守の妹に恋をした（刀剣乱舞 薬研藤四郎）

39 その時まで待っていて ページ39

貴方side



どれくらいの時間が経ったんだろう…



貴『厚くん戻ってこない…寝ちゃったのかな…』


私もだいぶ落ち着いていた


…部屋に戻ろう。そろそろ寝る時間だし





私は静かに部屋に向かい空いている布団にもぐって眠りにつこうとした




眠いはずなのに寝れない…



私は仰向けになり目を閉じた




しばらくした時、裾を握られたような感じがした


隣の布団を見てみる





貴『…薬研…くん？』




そう言うと相手は握る力を強くして





薬「俺っち…大将が好きなわけじゃないんだ…好きな人…Aなんだ…Aが俺の事好きじゃなくても、前みたいに一緒に…笑い合える関係に…戻りたい…」




薬研くんは小さな声で言っていた



私…今思うと卑怯だったのかもしれない



逃げて、避けて…相手はちゃんと思いをうちあけてくれたのに…



貴『ありがとう…でも私、まだ好きが何なのか分からないんだ…でも私薬研くんのこと好きになったら私からちゃんと好きって言うから…その時まで、待っててくれないかな…？』


薬「っ…あぁ」



貴『それと…』



私は裾を握っている薬研くんの手を私の平に移動させ




貴『前みたいに笑い合える関係に戻りたいって言うのは私も同じだよ』




私はそう言って微笑んでみせた



薬研くんの顔は赤くなっていた



それが好きというものなのかはまだ分からないけど



今は、こうしていたい…



貴『おやすみ』



私達は手を繋いだまま眠りについた






翌朝



信「A昨日薬研と手繋いで寝てたよね？もしかしてやっぱり？」



にやにやしながら信濃くんが聞いてきた



貴『違うよ！？その…仲直り…みたいな感じで…』


太「仲直りってそんなに恥ずかしいことか？？」



信「まさか…好きって言『信濃くん！！懐おいで！！』ヤッター！Aの懐ー！！」



薬「あはは…」



五「Aさん…いつものAさんに戻りましたね…」



薬「あぁ、そうだな」



五「その…薬研兄さん…頑張ってくださいね…？Aさんのこと…」




薬「あ、ありがとう…///」



貴『私のことはもういいから！それより、本丸に戻るよ！！』




そこから私達は本丸に戻った



兄上や一期さんがお出迎えしてくれた



陸「Aよう頑張ったの〜！！わしも寂しかったぜよあと芋けんぴ作ってあるから一緒に食べような！！」



貴『兄上！！大好き！！』



兄上の芋けんぴはいつもより美味しかったです(*´ω`*)

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