陸奥守の妹に恋をした（刀剣乱舞 薬研藤四郎）

37 辛い気持ち ページ37

貴方side


貴『はぁっ！！』


最後の敵を倒し本体を鞘に収めた



貴『これで最後だね…帰るのは明日の朝だから、今日はどこか宿に泊まろうかな。』



五「ち、近くに主様が言っていた宿がありますよ…」



貴『ありがとう五虎退ちゃん｡よし！今からそこに向かおっか！』




そうして私達は宿に足を運んだ




宿に着き、一部屋借りてそこで1晩過ごすことになったんだけど…




みんな元気あるな…今夜だよ？？



太「よっしゃー！！俺ここで寝る！！」


厚「俺ここー！！」



信「Aの懐暖かい…!」


五「兄さん達落ち着いてください…」


貴『そうだよ^^;他の人たちの迷惑になったら主さんに怒られちゃうよ？？あと信濃くん急に抱きつかないで！！ビックリしちゃうから！』



元気がありあまってて凄いな^^;




薬「俺っち湯浴みってくるな」


厚「あ、俺も行く！！」



貴『う、うん！いってらっしゃい！』



厚「おう！」

厚くんはそう返事をし、

薬研くんは少し微笑んだ



その微笑みが少しだけ苦しかったりした




五「虎くん…！！そこへ行っちゃダメだよ…！！」



虎くんに話しかけてる五虎退くんを見て微笑んでいた時



信「ねぇ、Aって薬研のこと好きなの？？」


信濃くんが私に抱きついたまま聞いてきた


貴『え…？なんで…？？』



信「薬研がAのこと見て微笑んでた時、表情が変わってたから」



貴『そうなんだね…自分でもよくわからないんだ…薬研くんを見ると心が痛くなるって言うか…苦しくなるんだ。』



貴『もしこれが「恋」なら、私には叶わないよ…』


信「どうしてそう思うの？？」



貴『薬研くんには別の好きな人…がいる気がするから…』


思いを吐き出す度に胸が痛くなる


苦しくなる



兄上…助けて…



信「…辛い？？」


貴『正直ね…』



私は無理に笑った


それを見た信濃くんは私の懐に顔を埋めて大丈夫と励ましてくれた



貴『さ、私達も湯浴み行こ？？明日に備えて早く寝ないとね』




そう言って湯浴み場に2人を連れていった



湯浴みを早く終えた私は一人部屋に戻り布団を敷いて、その後はのんびりしていた




髪はまだ濡れていて、浴巾に水がぽたぽたと若干落ちていた



夜風が気持ちよさそうだったので、私は窓を開けそこから景色を眺めていた





みんな…まだかな…



何て考えていたら後ろから声がした



私はその声に少し驚いて身体をびくつかせた

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