火曜日の僕と (ページ8)

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火曜日side…

いつも通りに掃除をし、ゴミを捨て…今日は病院に行く日。

「はぁ…つまんないなぁ。」

火曜日には開くはずのない図書館を見詰めた

すると前から見覚えのある人がこちらに来ていた

「よっ、火曜日」

「あ、一ノ瀬」

一ノ瀬「どうした？つまんない顔して。」

「別に…？」

一ノ瀬「ま、楽しそうにしてる顔とかあんまり見ないしね？」

「はいはい、火曜日はどうせつまんないだけだから。」

一ノ瀬「ほんとつまんないね、火曜日は」

「じゃあ、他の曜日にくれば？」

一ノ瀬「うん？まっ、趣味とかさ恋とかすれば？」

ふっ、趣味とか特にないし恋なんか…

「恋…か」

一ノ瀬「え、もしかして好きな子いるの？」

「え？別に？あっ、てか仕事行かなくていいの？」

一ノ瀬「あ、やっば。じゃ、またね～」

一ノ瀬はほんと楽しそうでいいな。なんでつまんない火曜日に来るのだろう。

さ、病院に行って買い物して帰ろう。

病院に着くと見覚えのある人がまたいた

「あ…れ？Aさん？」

彼女がいた

「あ、あの！」

思い切って声をかけた

『あ、眼鏡の！』

「どうも、あの…風邪とかひいたんですか？」

『え？あの…風邪では…ないです。』

あ…、あまり聞かない方がいいのだろうか

「あっ、そうですか！そっか。」

『貴方は…？』

「えっと…僕はちょっと…風邪…ひいちゃって…」

本当のことは言えず嘘をついた
だって本当のことを言ったところで信じてもらえるわけが無い

『えっ…、大丈夫ですか？？』

彼女が僕に近づき

『顔色は…悪くなさそう…ですね』

おぉ…、近い可愛いらしい顔がドアップで見える