8 ページ9
Aside…
目を覚ますともう朝だった
だる重かった身体は軽くなり、熱も下がった
手に違和感があり、ベッドの隅を見ると私の手を握ったまま、寝ている貴方がいた。
もしかして…ずっと?
私は思ったんだ、少しづつ泥棒さんに好意をよせていると…
『…ん…、Aちゃん?もう…身体大丈夫?』
「お陰様で…」
『そっか、よかった。でもまだ病み上がりだからお仕事は休んでね?』
「あっ…、はい」
『うん、よろしい。もう、食欲だいぶ戻ってきた?』
「そうですね…、昨日に比べたら。」
本当にこの人は泥棒なんだろうか…と思う時がある。
こんなに優しくて、素敵な笑顔をしていて、かっこよくて…。
なんで泥棒なんてしてるのだろうか。
『よし、味噌汁とご飯と卵焼き。』
「わぁ…、美味しそう。」
『んふふ、でしょ?』
「ふふっ、いただきます。」
うん、美味しい…。私はあっという間に食べてしまった。
『ねえ、Aちゃん。なにか聞きたそうな表情してる。』
「ど、どんな表情ですか…。」
『んはっ、わかった。なんで泥棒やってるのか…でしょ?』
またまたバレバレだ…
NEXT…
50人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやたか - カッコよすぎます!更新楽しみにしております!! (2019年11月4日 9時) (レス) id: b41f399045 (このIDを非表示/違反報告)
。 - オリジナルフラグを外しましょう (2019年11月3日 21時) (レス) id: b6262af8c5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:菜摘 | 作成日時:2019年11月3日 14時