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立役者と微笑 ページ49
「けれど、彼女は私のことなど
覚えていなかった。
まぁ、当然でしょうね。
10年ほど前のことだもの。
雅ちゃんは、やはりクラスでも
孤立していたの。
私は、転校生みたいな扱いを受けて
一応喋ったりする人は作れたけれど
けれど雅ちゃんは全てを拒絶していたの。
悲しかったなぁ。
あの時は。
それでもなんとか、雅ちゃんとお昼を
一緒に食べれるようになれたの
私は感じたの。
雅ちゃんが、少しずつ変わっていくのを
とっても嬉しかった。
だから、貴方にも頼んだ。
絶対雅ちゃんには幸せになってほしかったから
だーい好きだから」
わざわざクルリと一回転して
人差し指をたてる。
「だから、芥川君に雅ちゃんが
教室にいることを教えた。
雅ちゃんが、芥川君が、
2人がすれ違うのだけは嫌だったから
宍戸君には悪いことしたけどね。」
そう言って子供のように笑う
彼女こそが主人公にも勝る
魅力的な立役者である。
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花槙 - ありがとうございます！ (2015年9月26日 19時) (
レス) id: 4619df279c (このIDを非表示/違反報告)
千晴(プロフ) - ヤバイ！ジロー優しい＋可愛い！ (2015年9月25日 6時) (レス) id: b7baaf9583 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花槙 | 作成日時：2015年8月17日 21時
