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捻くれ少女と涙 ページ38
「あんたのせいで母さんは！」
「お前のせいで…」
聞き慣れた声
幻聴だってわかってる
けれど、もう放課後で誰もいない教室
泣きたくなる
少し視界がぼやける
机の上に顔をうずめる
バッシャーン！
勢いよく戸が開く
そこに立っていたのはやっぱり彼奴で
「どうして来ないのっ！
って、あれ、どうしたの？大丈夫？」
怒ったり、驚いたり、心配したり
忙しないやつ
なんだか安心して堪えていた涙が
頬を伝った
「あ、くたがわっ！」
軽くしゃくりあげながら
名前を呼ぶと
「どうしたの？」
とゆったり返す
「何かあったの？」
これ以上やさしくしないでよ
「お前なんかっ、大っ嫌い、だ」
さよなら
最後の最後にまで残ってくれた
貴方
「いいよ。俺は大好きだから」
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花槙 - ありがとうございます！ (2015年9月26日 19時) (
レス) id: 4619df279c (このIDを非表示/違反報告)
千晴(プロフ) - ヤバイ！ジロー優しい＋可愛い！ (2015年9月25日 6時) (レス) id: b7baaf9583 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花槙 | 作成日時：2015年8月17日 21時
