全部の呼吸が使えます【鬼滅の刃】

過去の話 ページ12

『私を拾ってくれた人だよ！鬼殺隊で空柱やってたの。空原 陽一(くうはら よういち)っていうんだけど、本当に呼吸について詳しくて、師匠もほぼ全部の呼吸使えてたよ』


懐かしいなあ。会いたいなあ……


あ、死んでないからね？！私が拾われた時めっちゃ


若かったから！！


炭「師匠もなんですか？！凄い……ほぼって、何が使えなかったんですか？」


『ああ、うん。日の呼吸だよ。師匠が唯一使えなかった呼吸。師匠は、日の呼吸を使えるようになるために鍛錬してたの』


まじで1日中やってた。あ、倒れるまでだ


で、それを見習ったら私失神した((((


炭「他の呼吸が使えるだけでも凄いのに、努力家なんですね」


『うん！私、師匠大好きなの。でも、私が日の呼吸を使えた日の翌日、師匠は家を出ていった』


未だに帰ってこないんだよね。


…きっとどこかで鍛錬してるんだと思う！！


炭「あ、会ってないんですか？」


『うん、それ以来1回も会ってないよ！まだ10歳？だったから生活が大変だったのはまじで鮮明に覚えてる』


多分寝てる時とか無意識に虫食べてたと思う((


『で、死にそうになってた所を鬼に襲われて、鬼殺隊の人に助けて貰ったの！それで私も入りたいなーって思って今に至る』


炭「Aさんって強いですね」


まあ、全部の呼吸使えるからね！！


『そりゃ全部の呼吸使えるから』


心の中で思ったことはすぐ口に出すタイプ((


炭「それもそうなんですが、なんていうか……


心が？ですかね」


あら炭治郎くんあなたの方が強いと思うけどね


てかめちゃくちゃいい子だよね


『何それ笑 まあ何事も前向きに考えないとね！』


私はその場に立って炭治郎くんを見ながら言った


あ、そろそろ夜が明けてきたなあ


炭「は、はい…(本当に、綺麗な人だなあ…なんだか胸がドキドキする)」


そろそろお腹空いたなー！！


『お腹すいたし、めっちゃ早い朝ごはん食べない？』


朝ごはん何にしよう？


炭「ぷっあはは！」


『え？どしたの炭治郎くん、』


急に笑い出したよこの人


炭「いえ、Aさん面白い方だなと思って」


『面白い？！そうかなあ』


炭治郎くんも面白い子だわほんとに


まあでも無惨に会った仲間と話せたのは


よかった！しかも日の呼吸の剣士だし


『よし、みんな起こすかあ』


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