学校行きたくないな ページ21
*
「 あ 、Aちゃん？ 」
「 ジュンくん … 」
ごめんなさいって謝ろうとして 、ぶつかった相手の顔を見たらジュンくんだった 。
「 もしかしてウォヌの家からの帰り？ 」
「 … うん 。」
本人には会ってないけど …
「 そっか〜入れ違いだね！俺は今から行くとこ！ 」
「 い 、今から …？」
にこにこ頷くジュンくん 。
「 今は 、行かない方がいいと思う … 」
「 え？ 」
だって 、今ウォヌさんは
「 ウォヌとケンカしたの？ 」
「 …… え？ 」
「 泣いちゃいそうだから … 」
心配そうな顔で私を見るジュンくんを見て 、目頭が熱を帯び泣いちゃいそうになるのを頑張って堪えながら首を横に振る 。
「 ううん 、してないよ 。」
「 … そっか 。… よく分かんないけど 、Aちゃんがそう言うなら 、もう少しあとにしようかな 。」
ウォヌのとこ行くの 、そう呟くのに頷いてから
雨やまないかな〜
今週はずっと続くみたいだよ
え 、やだな
なんてやりとりをして 、ジュンくんとはまたねって別れた 。
帰ってから 、ウォヌさんと一緒に見ようとしたDVDを何か意地になってひとりで見てみたけど … つまんなかった 。
これすごく面白いって評価されてたのに 。
… そのあと 、ご飯食べてるとき 、部屋の掃除をしてるとき 、本を読んでるとき 、テレビを見てるとき 、お風呂に入ってるとき …
ウォヌさんとナヒちゃんのあの光景が 、何度も何度もちらついて頭から離れてくれなかった 。
… 明日 、学校行きたくないな 。
そんなの久しぶりに思ったよ 。
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1294人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：華子
| 作成日時：2017年10月7日 21時
