女遊びが好きな君と僕…JM【その2】 (ページ30)

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番外編③ 第3話ページ30

ーYG sideー

学生のうちの恋なんて大抵叶わない、そんなもんだと思ってたけどチャンスが回ってきた。

ジンヒョンはいつもおちゃらけてて、周りにはいつも人がいた。

いわゆる人気者って奴ね

恋に落ちたのは、俺でも驚くほど単純で
理由は忘れたけど、頭をポンポンされたんだ

理由もなかったんだっけ？

頭を撫でられただけで好きになるなんて馬鹿げてると思うけど撫でてくれた時の表情

笑顔だったんだ。

その表情を見て「キスしてほしい」って思った

そんな恋心は、ジンヒョンに彼女がいるってわかってすぐに砕けたけど。

少し考えればわかることだったけど、失恋はやっぱり辛いもので、しかも男の自分が相手にされる訳ないってことを再確認させられた気がしたんだ。

JN「気持ち悪いなんて思わないよ！

僕は偏見ないし！

好きになったことないだけで、僕が男を好きになる可能性だってあるんだから！

愛に形はないよ！」

そう言われて泣きそうになった。

YG「ヒョンがいい奴でよかったです」

ご飯に誘ってくれるし、本当にいい人だ。

学生ぶりに俺にも春が来た。