番外編�� 第5話 ページ22
居酒屋に着くと、ナムジュンはハイペースでお酒を進めるもんだから、すぐに潰れた。
そして、厄介なことに泣上戸。
大声で泣くんじゃなくてシクシク泣いてる。
ナムジュンの泣き顔初めて見たな…。
泣きながらブツブツ言ってるから聞き耳立てると、「俺が悪いんだ…」とか、「でも
好きなんだよ」とか言ってる。
あぁ、まだ好きなのか
僕は落胆してしまった。
てっきり、未練はないものだと勝手に思っていたからくるダメージは大きかった。
そしてそのまま泣き疲れたのか眠ってしまったナムジュン。
僕はお会計を済ませてナムジュンの肩を持って外に出た。
HS「ナムジュンのお家はどこだー？」
NJ「駅前のところの…」
お酒でフラフラしてるナムジュンを支えながら家まで送る。
タクシーに乗ってる時、僕の膝に頭を置いて寝ているときは本当に理性がちぎれそうだった
HS「ナムジュン、何階？」
NJ「…んー、3階」
さっさと、3階まで上がってナムジュンの部屋に入り、ベッドに寝かせる。
寝苦しそうにしてるから上着を脱がせてあげる。
なんだか、事を始める前みたいでドキドキした。
高校生みたいw
HS「じゃあ僕帰るよ？」
ベットから離れて、玄関に向かおうとナムジュンに背中を向けたら、上着の裾を掴まれて
NJ「んー、水…」
って言われた。
もう、この子は人をたぶらかす天才なの？
しょうがないなぁー、なんて言いながらナムジュンのお世話をできるのが嬉しくて仕方ない。
体を起こして水を飲ませる。
少し落ち着いたのか、もう一度ベットに横たわってふにゃっと笑うナムジュン。
NJ「ほそがー？」
ナムジュンが僕の手を握って来た。
酔ってるからか、指まで絡めてくる。
トロンとした表情で、でも真剣な顔で
NJ「おれね、ホソガのこと好き」
そう言われた。
夢かと思った。
NJ「引かないでくれると嬉しい…」
なんて消えそうな声で呟くナムジュン。
思わず、ナムジュンの唇にキスをした。
驚いたようで目を見開いてる。
HS「僕も、ナムジュンのこと好き！」
もう、大人だからこれ以上言葉を交わさなくたってわかった。
もう一度、今度は深く唇を重ねた。
end……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 226人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はなこ | 作成日時：2018年10月21日 23時
