メンヘラ彼氏と【YG】

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『ユンギくん、




私謝らなきゃいけないことがあるの』









ユンギくんの目をじっと見つめて









絶対に逸らさないように









｢なに？｣









ユンギくんも私の目を見つめてる









大丈夫、落ち着いてゆっくり話さなきゃ









ユンギくんの手をそっと握る









『私ね、ジョングクさんにキスされたの』









手を握りしめる力が強くなる









｢え？｣









私を見つめる瞳には溢れんばかりの涙が溜まってる









『急にされちゃったから、避けられなかったの』









ユンギくんの顔が嫉妬で歪む









心臓がキュッと絞められる気分になる









嫉妬してくれてるんだ…









｢Aはさ、キスされてどう思ったの？｣









目線は交わったまま口を開く









『ユンギくんを裏切ったって思った』









あの時感じた正直な気持ちを答えた









｢ちがう、俺抜きの感情｣









俺と付き合ってなかったらどう感じたと思う？









『…それは…、』









そんな事、考えたこと無かった









私はユンギくんが居るから









この生活があって









ジョングクさんにも出会った









けど、あの時他に感じた感情…









『怖かっ…た…。』









そう言うとユンギくんは私を優しく抱きしめてくれた









｢ごめん、A




ごめんな｣









ユンギくんのせいじゃないのに









泣いてるのかじんわりと肩に水気を感じる









肩に感じるユンギくんの温もりが心地よかった

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