祓い屋少女と学園七不思議が七番目のお話 (ページ18)

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境界とは? ページ18

花「この学園には
異界に通じる七つの場所がある
あの階段はその一つ
消えた生徒達は異界に連れて行かれたんだろう」
八「異界…?」
花「境界っつってねー
生きた人間が迷い込むと存在ごと消えちゃったりするのさ
ヤシロと少年、少女みたいにちょっとトクベツな人間は影響受けなくて済むみたいだけど」
光「境界…兄ちゃんから聞いたことがあるぜ」
『境界は此岸と彼岸…
二つの岸辺を繋ぐ海で
そこは行く宛のない死者と怪異と
誰からも忘れ去られたモノ達の世界だったよね?』
光「あっはい!」
花「そのトーリ
博識じゃん少女」
葵……
ｷﾞｭｩ
八「そっ
そこに行った人はもう戻って来れないの…?」

花「そんな顔すんなってぇ」
むぎゅ
花子くん………痛いよ
花「大丈夫
ちゃんと助けるさ
前にも行ったろ
俺は七不思議の七番目
ヒトと怪異の関係を正しく保つ義務がある
もちろんヤシロにも手伝ってもらうけどね」
八「花子くん…」ぐす…
花「ヨーシヨシヨシ」
光「オラァ!!!」
びっくりした……
花「なんだよーこれからがイイトコなのに」
ワキワキ
光「触んなドスケベ野郎!!
テメー先輩を連れてくつもりだろ!」
花「まあそーだけど」
光「オレも行くぞ!!
先輩も行きますよね!!!」
『えっ………まあ行くよ……?』
なんか強制だったような…
そういえばあの子の名前なんだろうまだ聞いてなかったな
光「そんな危険な場所にお前と二人っきりで先輩を行かせられねぇからな…
先輩達はオレが守る!!」