キミくんとシンゴさん (ページ8) - 小説

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・ページ8

｢シンゴさん･･･｣

迫ってくるキミくんは『少年』に急にオトコの匂いを纏うから、ちょっとどきどきしてしまう。

しばらくヨコの顔こんな近くで見てないから･･･しみじみキレイやなぁ･･･なんて･･･

あかんあかん！

｢コラ｣

近づいたおでこにペチンと一発お見舞い。

｢ちぇ｣

キミくんはそのくちびるを尖らした。

｢それよりも、や｣

｢？｣

｢どうやって来たん？｣

時を越えて、場所を越えて･･･

｢えーっと･･･｣

キミくんは思い出すように、ぼつぼつと話しはじめた。

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作者名：松本 | 作成日時：2020年5月18日 18時