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パチパチと瞼を動かして
小さな唇も、開けたり閉じたり。
差し出した手を見つめながら
濃くなる雪景色に宙ぶらりんのまま放置。
DL「遅い。もうやめた。」
「えっ！勿体無い！！」
待ちくたびれるほどでもないくせに
可哀想な僕の手を引っ込めようと試したら
ほんとはそんなつもりのなかった手を
猫の俊敏さで飛び付き、きゅっと握られて
こうやって意地悪すれば
Aちゃんが思い通りになること。
僕は知ってるんだ。これも僕だけの攻略法。
嬉しそうな横顔の周りには
雪に交じってキラキラの綿毛が飛んでる。
その意味がわからないほど子供じゃない。
悔しいけど、可愛いって思っちゃうから。
鈍感でもないから、自覚はずっとしてるんだ。
DL「Aちゃん。」
「ちょっと待ってテソンくん！426分待って！」
わかってるのか。わかってないのか。
ううん。それ、わからないふりだよね？
じゃないと、空気の変化に気付かないし
慌てて手を離そうとするAちゃんだって
そうはさせない僕と同じ自覚を、もうしてるはず。
「77分にオマケする！だからストップ！」
DL「煩いなー。声が大きいってば。」
「それ以上 近付いたら撃つわよ！」
DL「何を？撃てるものなら撃ってみなよ。」
Aちゃんは何かにつけて426が好き。
77も好きで、黄色い物も好きで
DL「ねー、ほんとに食べちゃうよ。
聞きたいことがあるから大人しくしてて。」
「たぷの家に...お見舞いに...」
DL「行かない。
ヌナ風邪なんだし、ひょんもダメって言う。」
「...わっ...かり..ました...」
こういう時は必ず往生際が悪くて
だけど僕だけに忠実で、意地悪すれば従順で。
DL「Aちゃん。」
「はい。なんでしょうかテソンくん。」
過信してもいい？
それくらい、僕が好きなんだって。
諦めて向かい合うあなたは
繋いだままの手の中で、僕に温もりを伝える。
ふんわりふわふわ微笑みながら
Aちゃんが笑うと綿毛が飛んで
僕は幸せな気持ちに包まれて
真っ白な粉雪が、キラキラと輝き出して
DL「運命って、信じる？」
「うん。信じるよ。」
X'masって不思議だね。
難しいことも簡単になるし
自信を確信へと変える勇気を出せる。
DL「それじゃぁ、僕たち...」
奇跡だって起こせそうな気がしない？
今日みたいに、雪の降るイブの夜なら。
『運命学概論』
▼Kang's_bookmark＿* fin *
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xxaitopxx(プロフ) - はなごんさん» 今度名古屋参戦する時は声掛けますね( ´艸｀)ﾑﾌﾌ (2018年1月30日 23時) (
レス) id: a02bd6e5ae (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - xxaitopxxさん» ありがとうございますぅぅ(´；ω；`)名古屋に参戦されたのですね！教えて下さいよぉ(´∀｀*)ｳﾌﾌ←え。。。 (2018年1月30日 14時) (レス) id: d171de40af (このIDを非表示/違反報告)
xxaitopxx(プロフ) - はなごんさん！やっぱりはなごんさんのお話大好きです！私も名古屋参戦してました！私はヨンベに浮気しちゃいました( ´艸｀)ﾑﾌﾌ (2018年1月28日 9時) (レス) id: a02bd6e5ae (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - アスカさん» ぬぉぉぉぉぉん(号泣)アスカさん、ありがとうございますヾ(●´∇｀●)ﾉお返事が遅くなってしまいましたが、唐突な告白に大喜びのはなごんです(´ω｀)でも遅くなってｺﾞﾒﾝﾅｻｲ( ´･ω･`)またふら〜と浮上させて頂きます♪ (2017年12月14日 9時) (レス) id: f68003b141 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - うぁぁぁぁぁぁぁ！！はなごんさん！！好きです！！←唐突な告白笑））またはなごんさんの妄想ワールド期待してます！！無理せず頑張ってください！！ (2017年12月9日 18時) (レス) id: 4bc411d676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなごん
| 作成日時：2017年12月1日 22時
