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ふたりきりの並木道。
積もり始めた雪に足跡を残す。
もう3つ向こうに行けば
綺麗な電飾を纏う大通りがあるけど
誤解を招くパパラッチは嫌。
と、きっぱり拒んだのはAちゃんだ。
確かに、その配慮は嬉しい。
僕らのような人間は
夜の散歩も簡単じゃないから。
「テソンくん。もっと離れて歩いてね。」
DL「じゅうぶん遠いよ。」
でもさ。だからってこれは遠過ぎない？
5ｍ後ろからAちゃんを追う僕って
知らない人が見たらストーカーか不審者。
それこそ誤解を招くパパラッチになり兼ねない。
「ダメ！あと426歩下がって！」
DL「声が大きい。」
何かにつけて426が好き。
あと77も好き。黄色い物も好き。
大股で雪道を踏み隣に並ぶと
シャー！と、猫みたいに怒り出したけど
DL「静かにしないと食べちゃうからね。」
「たっ....!!」
簡単でしょ？
こうやって本性を見せれば
毛を逆立てた白い猫さんを鎮められるんだ。
寒そうな鼻と同じ色。
ほっぺたを真っ赤に沸騰させて
今までも何度かあったこういう雰囲気を
ダイナミックにぶち壊すスキルも持ってるのに
さっきまでの勢いは全部
動揺する口の中でモゴモゴさせていて。
'友達'として、出来る限り近くに居たから。
ヌナも
アキさんもよく遊びに来るけど
今は僕だって、Aちゃんをよく知ってる。
ニコニコの笑顔で
冷たくツンっと突き放す猟奇的な優しさも
かと思えば ふわふわ笑って
大事な言葉を、恐れずちゃんと伝えられる強さも
僕だってAちゃんを見てきた。
僕には僕なりの
僕だけにしか出来ない、彼女の攻略法があるんだ。
DL「平気だよ。だって誰も居ないよ？」
「そう、だけど...」
日本語は、昔に比べて得意。
自信を持って、そう言えるようになった。
Aちゃんも、もうこっちの言葉が馴染んでる。
私情を隠して後押しした留学で
彼女はしっかり、成果を積み重ねてきたから。
DL「寒くない？」
「テソンくんは？」
DL「僕が聞いてるんだけど。」
「はい。ごめんなさい。寒いです。」
誤解は僕も嫌だ。パパラッチも苦手。
でも、僕にだってささやかな夢がある。
確かに、彼女の配慮は嬉しいし
僕らのような人間には
ありふれたことさえ簡単じゃないけど
DL「じゃー、手を繋ぎましょう。」
「...はい？」
だからこそ、あなたのような人が
Aちゃんみたいな存在が欲しい。
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xxaitopxx(プロフ) - はなごんさん» 今度名古屋参戦する時は声掛けますね( ´艸｀)ﾑﾌﾌ (2018年1月30日 23時) (
レス) id: a02bd6e5ae (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - xxaitopxxさん» ありがとうございますぅぅ(´；ω；`)名古屋に参戦されたのですね！教えて下さいよぉ(´∀｀*)ｳﾌﾌ←え。。。 (2018年1月30日 14時) (レス) id: d171de40af (このIDを非表示/違反報告)
xxaitopxx(プロフ) - はなごんさん！やっぱりはなごんさんのお話大好きです！私も名古屋参戦してました！私はヨンベに浮気しちゃいました( ´艸｀)ﾑﾌﾌ (2018年1月28日 9時) (レス) id: a02bd6e5ae (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - アスカさん» ぬぉぉぉぉぉん(号泣)アスカさん、ありがとうございますヾ(●´∇｀●)ﾉお返事が遅くなってしまいましたが、唐突な告白に大喜びのはなごんです(´ω｀)でも遅くなってｺﾞﾒﾝﾅｻｲ( ´･ω･`)またふら〜と浮上させて頂きます♪ (2017年12月14日 9時) (レス) id: f68003b141 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - うぁぁぁぁぁぁぁ！！はなごんさん！！好きです！！←唐突な告白笑））またはなごんさんの妄想ワールド期待してます！！無理せず頑張ってください！！ (2017年12月9日 18時) (レス) id: 4bc411d676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなごん
| 作成日時：2017年12月1日 22時
