My current 106 ページ37
なんで追い掛けて来たの？
なんで私に構うの？
もうやめて。
私はただ、安全な場所で平穏に暮らしたいだけなの。
YB「放っておくなんて無理。ヌナが関わりたくなくても、俺はヌナと関わりたい。」
A「なにそれ？自分勝手過ぎる。」
それなのに、ヨンベはそれを許してくれなくて。
お花の箱を持った私が戻るのを、肩を掴んだまま阻んでる。
YB「Aヌナ、聞いて？ごめん。昔のことだけど、ちゃんと謝りたい。」
A「それはもう良いって。あの時も言ったよね？わざわざ蒸し返しに来たの？そういうの、ほんとにやめて。」
睨むように彼を見て、唸るように威嚇。
再会してから、ずっと彼を拒んでる。
なのに、拒んでも拒んでもヨンベは歩み寄る。
お願いだから...
お願いだから来ないで...。
思い出したくないの。
君を想ってたくさん傷付いた過去を、捨ててしまいたいの。私は...。
YB「ヌナ、ごめん。これは謝るべきでしょ？ごめんの方が大切な時だってある。」
A「やめてってば!!私たちは大人なんだから!!もうあっち行って!!ヨンベなんて大っ嫌い!!」
罵声を浴びせ突き離す私を、嫌いになればいい。
そう思って言い放った声は、なぜか震えていた。
驚いたヨンベの隙を突き、素早く逃げ出して。
両手で抱えた向日葵の箱で、顔を隠しながら走る速度をあげる。
素直になんかならない。
彼への気持ちに正直になれば、
私はきっと、また泣く羽目になるだろう。
ほら。今も苦しいじゃん。
ヨンベの所為だ。
ヨンベが私に構うから。
この世界にはね？
運命の人や、自分とよく似た人が存在するように。
そばに居ちゃダメな人だって存在するの。
相乗効果の無い相手。苦しいだけの相手。
私にとってそれが、ヨンベなんだと思う。
彼について思い出すのは、苦しみや悲しみばかり。
ただドキドキして、楽しく恋してたことなんて忘れちゃったもん。
頑張ろう。
なんて、ひたすら健気に無意味な想いを馳せていた。
あの頃の私は、死んだの。
ヨンベを想う気持ちも、殺したの。
A「どうして言ってくれなかったんですか？主催者が誰か。」
GI「あら。言ってなかった？あそこのあの子、私の甥っ子なの。」
会場に戻ると、そこにはもうガインさんしか居なくて。
お花を渡しながら責める私は、やっぱり卑屈者だ。
ガインさんが示した先に居たのは。
iKONのリーダー。私の生徒のハンビン君。
His current 107→←My current 105
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 386人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はなごん(プロフ) - tinyさん» ありがとうございます(￣^￣)ゞ なかなか進まない展開で申し訳ありません( ；´Д｀)ノ 4章で無事にモヤモヤ解決するとは思うのですが…。←オイ (2015年9月26日 0時) (
レス) id: ede3e31580 (このIDを非表示/違反報告)
tiny(プロフ) - 3章お疲れ様でした！！4章楽しみです！！頑張って下さい！！ (2015年9月25日 16時) (レス) id: a409f56818 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - さあとさん» 人から見れば、大したことのないことでも、ヌナちんは深手だったんですよね...。はなごんは短楽的な輩なので、ヌナちんのような経験はないのですが←。なのでムジュカシイデス....(._.) (2015年9月25日 9時) (レス) id: d171de40af (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - さあとさん» 人から見れば、大したことのないことでも、ヌナちんは深手だったんですよね...。はなごんは短楽的な輩なので、ヌナちんのような経験はないのですが←。なのでムジュカシイデス....(._.) (2015年9月25日 9時) (レス) id: d171de40af (このIDを非表示/違反報告)
さあと(プロフ) - ヌナちん…素直が一番いいんやけどな…今までの経験で、そういう性格になったんやろな…ヨンベ君、がんばれ！ (2015年9月25日 7時) (レス) id: 922fb22c2f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はなごん
| 作成日時：2015年9月9日 21時
