My current 102 ページ33
Xmasが近付くと、
街の至る所で、ポインセチアを多く見る。
ガインさんのフラワーショップも例外じゃない。
店頭には、大小様々でたくさんの鉢植え。
"赤い葉っぱ"は共通。
GI「Aちゃん、準備できた？」
A「はい!!もう行けます!!」
12月は、講習の予定が少なくて。
手帳のカレンダーは隙間だらけ。
Xmas特集とか、年末の特番とか。
芸能人は繁忙期だ。
昔とは違い、今は日本語の勉強の優先順位は下位だし。
A「OK!!バッチリ!!出発しましょう!!」
GI「Aちゃん。エプロン忘れてるわよ？」
A「うぇっ!?」
ワンボックスタイプの小型車。
バン!!っと、意気揚々とトランクを閉じたのに。
大事な物を忘れてた。
これを忘れちゃ仕事にならない。(苦笑)
エプロンのポケットには、
花バサミとかペンチとか、アレンジメントに必要な道具が入ってるからね。
バツの悪さを愛嬌で誤魔化して。
それを大らかに受け入れてくれるガインさんには、勝てる気はしない。
むしろ、初めから挑むつもりも無い。
エプロンを膝に乗せ、急いで助手席に座ると。
広い心のオーナーがエンジンを回し、今度こそ意気揚々とお店を出発した。
A「私なんかで、お役に立てるんでしょうか？」
GI「初めてだものね？出張アレンジメント。」
閉店時間の前なのに、お店を閉めて2人で出掛ける理由はこれ。
今日は、お祝いのお花を現地でアレンジメントするのだ。
それも特大サイズの。
運転中のガインさんに、不安を打ち明けれみれば...
GI「正直に言うと、役不足よ。Aちゃんの実力は、私が満足するラインになんてかすりもしてないもの。まだまだ。ぜーんぜん。」
A「すみません...。」
目線は前。運転中だから。
前方方向を見ながら、すんごい穏やかに微笑んでる。
聞いたのは私だけど、言ってることキツイです。
厳しいっす。ガインさん...。←
脚立を使うほど大きなアレンジメントだから、とてもじゃないけど1人では無理。
それでも引き受けたのは、なんでも甥っ子さんの晴れ舞台だからだそうで。
GI「だけどね？Aちゃん。私なんかなんて言っちゃダメよ？役に立つか立たないかは、現場は初めてだからわからないじゃない。」
A「...。」
GI「気楽に楽しみましょう？」
A「はい!!」
アシスタントとして、私も今日初めて出張アレンジメントに同行する。
緊張と自信無さが比例して、卑屈になってたかもしれない。
My current 103→←His current 101
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 386人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はなごん(プロフ) - tinyさん» ありがとうございます(￣^￣)ゞ なかなか進まない展開で申し訳ありません( ；´Д｀)ノ 4章で無事にモヤモヤ解決するとは思うのですが…。←オイ (2015年9月26日 0時) (
レス) id: ede3e31580 (このIDを非表示/違反報告)
tiny(プロフ) - 3章お疲れ様でした！！4章楽しみです！！頑張って下さい！！ (2015年9月25日 16時) (レス) id: a409f56818 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - さあとさん» 人から見れば、大したことのないことでも、ヌナちんは深手だったんですよね...。はなごんは短楽的な輩なので、ヌナちんのような経験はないのですが←。なのでムジュカシイデス....(._.) (2015年9月25日 9時) (レス) id: d171de40af (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - さあとさん» 人から見れば、大したことのないことでも、ヌナちんは深手だったんですよね...。はなごんは短楽的な輩なので、ヌナちんのような経験はないのですが←。なのでムジュカシイデス....(._.) (2015年9月25日 9時) (レス) id: d171de40af (このIDを非表示/違反報告)
さあと(プロフ) - ヌナちん…素直が一番いいんやけどな…今までの経験で、そういう性格になったんやろな…ヨンベ君、がんばれ！ (2015年9月25日 7時) (レス) id: 922fb22c2f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はなごん
| 作成日時：2015年9月9日 21時
