77 = Yongbae's room ページ32
寝起きのチビが、呑気に欠伸。
ピョンっとソファから飛び降りると、真っ直ぐタッピョンの元へ歩いて行った。
TP｢他人の過去を勝手に話すのは好きじゃない。けど、俺の過去でもあるからな...。｣
チビを抱き上げたヒョンは、そう前置きをして。
アイミさんが、みんなに座るよう促した。
それぞれの定位置。
オリーブグリーンには、テソンとリンコ。
マルチカラーには、スンリとぼん。
モケットソファには、チビを抱いたタッピョンで。
ヒョンの長い脚の間に納まるのが、アイミさんの定位置なんだろう。
いつもと違うのは、
1番大きなカウチソファを共有するのが、ジヨンだって事だけ。
TP｢物心付いた頃には、俺の人生にはもうAが居たんだ。｣
深く低い声。
こうして始まった、"幼馴染の物語り"。
ヒョンとAは、子供の頃は同じアパートの住人だった。
子供同士が同じ歳。
母親にとってそれは、交流を深める最適の理由。
頻繁に互いの家に遊びに行き、2人は兄妹のように育ったらしい。
何をするのも一緒で、同じ歩幅で成長して。
だけどやっぱり、思春期ってのは平等に訪れる。
男と女で仲良くしてると、面白がってからかうバカが、いつの時代ににも居るでしょ？
仲が良かった2人にも、例外なくそういうバカが現れて。
次第に2人は、羞恥心から互いを避けるようになり。
ヒョンの引越しも重なって、中学に入る頃には口を聞く事もなくなったらしい。
TP｢その時の俺、太ってたんだよ。ガキの頃ってさ、ちょっとした違いに過敏に反応するだろ？俺も周りも、まさにそうだったんだ。｣
現在の完璧なヒョンからは想像も付かない。
けど、思い出したくない過去は、誰にだって在り得る。
｢情けないよな？｣って苦笑いするヒョンにとっては、それがそうなんだろう。
TP｢恰好の餌食だったんだろうな？そういう年頃には。けど俺もさ、平気なフリして強がってたんだ。｣
無邪気で幼い心は、時に残酷。
悪気も無く人を傷付けてるなんて、その当時はわからないんだ。
TP｢俺の味方をしたのが、Aだけたった。ろくに話す事も無くなったのに。当時もモテてたAが本気でキレて、負け組のデブを庇ったんだよ。"スンヒョンちゃんの何を知ってんだ!!"って。｣
ヒョンのトラウマを払拭したのは、Aだった。
恩を感じたキッカケは、たったそれだけ。
だけど、充分じゃん？
ヒョンが幼馴染を大切にする理由。
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はなごん(プロフ) - はなさん» おはよんべごじゃます＼(^o^)／ほんと、主人公ちゃんの環境羨ましいですよね(｡-_-｡)そして私も大好きです←真面目に受け取る奴。私のコメントなんて、酔ってないのに酔ってるみたいなテンションですけども///あ、たまにほんとに酔ってますけども///← (2015年3月10日 8時) (
レス) id: 836ea536f4 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ｺﾝﾊﾞﾝﾜ♪羨ましい環境の主人公にﾊｧﾊｧしながら、読ませて頂いております(*´ω｀)そして作者よりのはなごんさんのコメントに毎回笑わせていただいております。大好きです(*ﾟ∀ﾟ)今後の3人の恋の行方楽しみにしてます。 (2015年3月9日 21時) (レス) id: b7cba5c504 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - いぶちょさん» いえいえ！こちらこそ新鮮なネタをありがとうございます！！← (2015年3月9日 20時) (レス) id: 836ea536f4 (このIDを非表示/違反報告)
いぶちょ(プロフ) - ぎゃあ(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))ありがとうございます〜〜。・°°・(＞_＜)・°°・。 (2015年3月6日 17時) (レス) id: 76c1df3590 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - いぶちょさん» てへぺろり(/ω＼)←。これ、ジヨンベのです!!いぶちょさん!!よかった気付いてくれて!!自惚れじゃないですよ~( ^)o(^ ) (2015年3月6日 10時) (レス) id: 305f4c9fd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなごん
| 作成日時：2015年2月19日 14時
