49 = My room ページ4
私の左前に座るジヨンさんは、
頬杖を突いて、綺麗に微笑んでいる。
歳を聞かれ、｢1つ上なんだ。見えないですね？｣とか。
仕事を聞かれ、｢パワーストーン？へぇ、今度見てみるよ。｣とか。
質疑応答は、テンプレートしたごく一般的なもの。
答える私が、刺さるような視線にまごついてるだけ。
SR｢ヌーナ♪｣
｢スンちゃん。｣
テーブルに顎を乗せて、アヒルみたいな口してニコニコ笑ったスンリ。
酔ってるから、頭はフラフラ揺れている。
SR｢ジヨンヒョンね、ぼんちゃんが働いてる店のオーナーなんだよ♪｣
｢えっ？そうなの？｣
YB｢え？そうなの？｣
眉間に皺を寄せて様子を見てたヨンべ君と、返事が被った。
目が合うと｢へへへ♪｣と笑って、こめかみをカリカリ掻いている。
雨の日に私の話を聞いたからなのか。
たぶん今ヨンべ君は、スンちゃんと同じで私を心配してくれてる。
スンリってば酔ってるくせに、ちゃんと気を利かせて。
"ぼんちゃん"って言う共通点で、私の警戒心を解してくれようとしたんでしょ？
カウンターの中に居るタプもそう。
いつもはお店の片付けをしてるのに、座ってタバコ吸ってこっちを見てる。
JY｢Aちゃん、ぼんと仲良いの？｣
｢はい。大好きです。｣
SR｢俺もぼんちゃん大好き♡｣←
だからまた、強がってみる。
ジヨンさんが居るから、みんなそんな素振りは見せないけど。
"Aは大丈夫なのか？"って、顔に書いてあるから。
JY｢お前はどうでもいいよスンリｗ。Aちゃんとぼんって、なんか意外な組み合わせｗ。｣
｢あー、そうですか。｣
JY｢だってアイツ、ただのアホじゃない？ｗ｣←
SR｢そんな事ないですよ!!!ぼんちゃん可愛い!!!ぼんちゃん最高!!!たまーーーーーに甘えてくるときなんかもう...♡｣←
JY｢だからうるせーってｗ。｣
YB｢へー、ぼんってスンリに甘えるんだ。｣←
ほんとは、すぐにでも逃げ出したい。
ジヨンさんが嫌なんじゃないの。
チラチラと見え隠れする、あの人の面影が嫌なだけ。
仕草は全然似てない。
でも、ふとした瞬間の表情。
一緒に笑わなきゃいけない所なのに、愛想笑いですら出来ないでいる。
YB｢A？｣
｢ん？何？｣
YB｢今日、リンコは何時に帰って来るって？｣
｢え？うん...えっと、6時。｣
ワークブーツの先を、テーブルの下でコツンと当てられて。
それに反応して顔を上げると、ふにゃ顔の彼と目が合った。
50 = My room→←48 = Yongbae's room
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 226人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はなごん(プロフ) - はなさん» おはよんべごじゃます＼(^o^)／ほんと、主人公ちゃんの環境羨ましいですよね(｡-_-｡)そして私も大好きです←真面目に受け取る奴。私のコメントなんて、酔ってないのに酔ってるみたいなテンションですけども///あ、たまにほんとに酔ってますけども///← (2015年3月10日 8時) (
レス) id: 836ea536f4 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ｺﾝﾊﾞﾝﾜ♪羨ましい環境の主人公にﾊｧﾊｧしながら、読ませて頂いております(*´ω｀)そして作者よりのはなごんさんのコメントに毎回笑わせていただいております。大好きです(*ﾟ∀ﾟ)今後の3人の恋の行方楽しみにしてます。 (2015年3月9日 21時) (レス) id: b7cba5c504 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - いぶちょさん» いえいえ！こちらこそ新鮮なネタをありがとうございます！！← (2015年3月9日 20時) (レス) id: 836ea536f4 (このIDを非表示/違反報告)
いぶちょ(プロフ) - ぎゃあ(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))ありがとうございます〜〜。・°°・(＞_＜)・°°・。 (2015年3月6日 17時) (レス) id: 76c1df3590 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - いぶちょさん» てへぺろり(/ω＼)←。これ、ジヨンベのです!!いぶちょさん!!よかった気付いてくれて!!自惚れじゃないですよ~( ^)o(^ ) (2015年3月6日 10時) (レス) id: 305f4c9fd2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はなごん
| 作成日時：2015年2月19日 14時
