65 = My room ページ20
JY｢A...ちゃん？｣
｢...。｣
とても綺麗な目に、私が映っている。
誰だろう...。
この人は、ウビン？
視界はハッキリしてる。
靄が広がったのは、私の頭の中。
覗き込むジヨンさんの顔に、よく知ってるあの人がリンクした。
3年前。
その頃の私は、
アルバイトから始めたショップで、
一人前のアクセサリーデザイナーになる為に、毎日毎日奮闘していた。
朝起きて、仕事に出かける。
休みの日は、ちょっとだらしなく過ごす。
貧しかったけど夢を持ってたし、楽しみだってちゃんとあった。
そういう、普通の人生を送っていたの。
ウビンと出逢ったのは、焦げるような夏だった。
仕入れで外回りの最中。
あまりの暑さと、大荷物。
喉がカラカラで、冷たい飲み物を買おうとコンビニに入ったんだ。
でも私、大量の袋と納品書入りの封筒を抱えてて。
変な使命感に燃えてたから、任せられた大切な品物を少しの間も離せずに居て。
陳列されたジュースを目の前に、"どうしたもんか"と困り果てていた。
"何がいいの？ｗ"
"え？"
"取ってあげるよｗ。"
"助かりますｗ。じゃぁ、それをｗ。"
今思えば、ただのナンパだったのかも。
ガラスケースから冷えたお茶を出してくれて、しかも会計までしてくれたから。
"名前は？"
"え？...Aです...。"
"Aね？僕はウビン。よろしく。"
"よろしく？ですか？ｗｗ"
上品なスーツを着こなした、私とは別人種のウビン。
ひと目見て、育ちの違いは察知できた。
ナンパなのに紳士的で、笑った顔が王子様みたいで。
それから、2人が恋人になるまではすぐだった。
偶然を狙ってあのコンビニに出入りしたのは、彼も同じだったから。
お互いに、電撃的な運命を感じて。
出逢って100日目の記念日に、私は彼のプロポーズを承諾。
ウビンが大手電子メーカーの御曹司だったのは、私には関係無くて。
彼を愛していたし、例え生まれ育った環境が真逆でも、誓う約束をした永遠の愛は揺るがないって...信じてたんだよ？
掴みかけた幸せを壊したのは...。
知人に借金ばかり作って、姿を消した父と。
その返済に、娘の婚約者を頼った母の所為。
お金は、人生を豊かにしてくれるけど。
私の場合は、お金が人生を滅茶苦茶にした。
最後に見たウビンは、"貧乏人はやっぱり金目当てか。"って。
哀れむように札束を投げつけた、軽蔑の眼差し。
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はなごん(プロフ) - はなさん» おはよんべごじゃます＼(^o^)／ほんと、主人公ちゃんの環境羨ましいですよね(｡-_-｡)そして私も大好きです←真面目に受け取る奴。私のコメントなんて、酔ってないのに酔ってるみたいなテンションですけども///あ、たまにほんとに酔ってますけども///← (2015年3月10日 8時) (
レス) id: 836ea536f4 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ｺﾝﾊﾞﾝﾜ♪羨ましい環境の主人公にﾊｧﾊｧしながら、読ませて頂いております(*´ω｀)そして作者よりのはなごんさんのコメントに毎回笑わせていただいております。大好きです(*ﾟ∀ﾟ)今後の3人の恋の行方楽しみにしてます。 (2015年3月9日 21時) (レス) id: b7cba5c504 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - いぶちょさん» いえいえ！こちらこそ新鮮なネタをありがとうございます！！← (2015年3月9日 20時) (レス) id: 836ea536f4 (このIDを非表示/違反報告)
いぶちょ(プロフ) - ぎゃあ(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))ありがとうございます〜〜。・°°・(＞_＜)・°°・。 (2015年3月6日 17時) (レス) id: 76c1df3590 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - いぶちょさん» てへぺろり(/ω＼)←。これ、ジヨンベのです!!いぶちょさん!!よかった気付いてくれて!!自惚れじゃないですよ~( ^)o(^ ) (2015年3月6日 10時) (レス) id: 305f4c9fd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなごん
| 作成日時：2015年2月19日 14時
