64 = My room ページ19
暗いキッチンに電気を点けて、目的はコンロ脇のスパイスラック。
綺麗に揃った瓶を動かしながら、プデチゲに最適なスパイスを悩んでいた。
思ってたより、全然大丈夫。
安全な場所に居るからか、ヨンべ君の入居で免疫が付いたのかｗ。
知らない人が家に居ても、前ほど警戒してない。
みんなも一緒だしね。
普段よりは、気楽では無いけど。
それはお客さんが居るからで、昔はこんな事もあったな...って。
彼の家に、彼の友達を招いて。
あの時は、あんな風にずっと過ごすんだと思ってたっけ。
あのまま夫婦になるんだって、それが当たり前の事だと思ってた。
JY｢Aちゃん。｣
｢えっ!?(汗)あ、びっくりした...ジヨンさん。｣
JY｢ワイン開けない？俺が買ってきたヤツ。｣
｢あ、はい。そうですね？｣
ガラスの小瓶を握りしめて、苦しい昔話を思い出していたら。
後ろから聞こえたのは、少し変わってるジヨンさんの声。
ボーっとしてたことを悟られまいと、自然に振舞ったつもりだった。
JY｢どうしたの？なんか泣きそうだけど。｣
｢...。｣
なのにジヨンさんは、
横に立って、心配そうに私を覗き込む。
陶器の人形みたいなのに、彼の目は少年みたいに可愛らしい。
"A、結婚しない？"
"私なんかでいいの？"
"運命を感じたんだ。君しかいないって。"
"嬉しい...。私もだよ？"
｢ウビン...｣
JY｢え...？｣
｢っ!!...すいません、ワインですよね？｣
目の奥に熱が集まってきた。
鼻の奥も、ツンとして痛い。
フラッシュバックした、鮮明な思い出。
あの人に似た彼がパンドラを刺激して、後悔に襲われてるのは、懐かしい名前を口にしちゃったから。
ジヨンさんに背を向けて冷蔵庫を開けると、
ヒヤっと冷たい風が、集まった熱を冷ましてくれそう。
もう、あの人を想って泣かないと決めたの。
悔しいから。
思い出して泣いても、惨めなだけだし。
JY｢ねーAちゃん。あー、Aって呼んでもいい？｣
｢えぇ。どうぞお好きに呼んで...
JY｢それやめようよ。俺が怖い？｣
ワインを取って振り向くと、すぐ目の前に居たジヨンさん。
さっきとは違う、憂いを帯びた眼差しで。
さっきと同じように、私を覗き込んで。
JY｢もっと仲良くしよ？ね？｣
｢...。｣
ドキン...
静かに動いた心臓は、痛みも併用。
目の前に居るのは、ウビンに似た人だから。
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はなごん(プロフ) - はなさん» おはよんべごじゃます＼(^o^)／ほんと、主人公ちゃんの環境羨ましいですよね(｡-_-｡)そして私も大好きです←真面目に受け取る奴。私のコメントなんて、酔ってないのに酔ってるみたいなテンションですけども///あ、たまにほんとに酔ってますけども///← (2015年3月10日 8時) (
レス) id: 836ea536f4 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ｺﾝﾊﾞﾝﾜ♪羨ましい環境の主人公にﾊｧﾊｧしながら、読ませて頂いております(*´ω｀)そして作者よりのはなごんさんのコメントに毎回笑わせていただいております。大好きです(*ﾟ∀ﾟ)今後の3人の恋の行方楽しみにしてます。 (2015年3月9日 21時) (レス) id: b7cba5c504 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - いぶちょさん» いえいえ！こちらこそ新鮮なネタをありがとうございます！！← (2015年3月9日 20時) (レス) id: 836ea536f4 (このIDを非表示/違反報告)
いぶちょ(プロフ) - ぎゃあ(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))ありがとうございます〜〜。・°°・(＞_＜)・°°・。 (2015年3月6日 17時) (レス) id: 76c1df3590 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - いぶちょさん» てへぺろり(/ω＼)←。これ、ジヨンベのです!!いぶちょさん!!よかった気付いてくれて!!自惚れじゃないですよ~( ^)o(^ ) (2015年3月6日 10時) (レス) id: 305f4c9fd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなごん
| 作成日時：2015年2月19日 14時
