【DL】#70 ページ25
ファンミーティング。
アルバムの制作。
カムバに向けての準備もあって。
新しい年が始まると、少し前のスケジュールの緩さが嘘みたい。
スンリのソロ活動は、有難いことに高評価で幕を閉じ。
タッピョンは、また新しい演技の仕事。
ジヨンヒョンは、最近iKONのマネージャーにかまってるし。
ヨンベヒョンは相変わらず、時間を作ってヌナの元に行ってる。
僕はと言うと。
あんな風に、Aちゃんとのラインを濃くしたのに。
逢いたくて...。
ふわふわのマシュマロウサギに、癒されたくて...。
｢あ、テソン君♪いらっしゃいませ♪｣
DL｢こんにちは。珍しいね？外に出てるの。｣
｢ウギョンさんが買出し行っちゃってｗｗ。店番ですｗｗ｣
DL｢そっかｗ｣
冷たい言葉を吐いたくせに。
今でも、何でもない顔して逢いに来てる。
距離を開けようと思ったけど、
縁があったから、こうして知り合いになったわけだし。
適度な距離を保って、逢えばいいんじゃないかって...。
なんて、ただの言い訳だけど。
｢お元気ですかー？最近忙しいんですよねー？｣
DL｢タッピョンから聞いた？｣
｢はいｗ。忙しい忙しいって言ってるわりに、相変わらずよく来ますｗｗ｣
DL｢事務所から近いしね？ｗ｣
前と何も変わらない、他愛のない会話。
一見すると、僕達の関係に変化は見られない。
僕も、どこかで思ってた。
Aちゃんなら、あんなの気にしないんじゃないかって...。
｢待っててくださいねー♪すぐ詰めますから〜♪｣
DL｢うん。お願いします。｣
話し方も、あの笑顔も変わってない。
僕を見ると、彼女は自動的に笑顔になる。
｢お待たせしました♪じゃー頑張って下さい♪｣
DL｢...。｣
｢ありがとうございまーーす♪♪｣
DL｢うん...。じゃーね？｣
ニコニコ笑って、ショーケース越しに手を振るAちゃん。
ぷくぷくの白い頬が上がって、大きく口を広げて。
変わらないのに、彼女は言わなくなった。
期待してたんだ。
今日こそはって。
"テソン君♪大好きです♪"
"あたしと付き合って下さい♪"
お決まりの挨拶だった、彼女の告白。
こうなるように仕向けたのは、僕自身なんだよね？
ファンとの境目を、ハッキリさせたのは僕。
Aちゃんにそう意識させたのは、僕なんだ。
だけど...。
あの日から、ウサギの告白が聞けなくなって...。
それを凄く淋しいと思う僕は、なんて自分勝手なんだろう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 279人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はなごん(プロフ) - あの、さん» 過去のものを読み返すと、書いた本人もそう思います。なので、改善と錯誤しながら書かせて頂いてます。ご指摘ありがとうございましたo┐ (2016年10月26日 0時) (
レス) id: f68003b141 (このIDを非表示/違反報告)
あの、 - 矢印ばっかりでとても読みにくいです。 (2016年10月26日 0時) (レス) id: 7d900a5c55 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - かなみんこさん» こちらもありがとうございます♪はなごん、自分でもこのお話好きでして、ウサギちゃんがお気に入りです( *´艸｀) (2015年8月28日 9時) (レス) id: d171de40af (このIDを非表示/違反報告)
かなみんこ(プロフ) - こんにちは！今回も楽しく読ましていただきました！なんせテソペンの私はニヤニヤしながらあっという間に読んでしまいました！また次の作品を読ましてもらいまーす！ (2015年8月27日 18時) (レス) id: 99e10b3754 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - ななみさん» 5回目!!!わーい♪嬉しいです(*ﾉωﾉ)私の妄想をこんな風に形に残してよかったなーと思いました(*´ω｀)ﾃﾍﾍ。 (2015年6月3日 9時) (レス) id: 305f4c9fd2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はなごん
| 作成日時：2014年9月18日 11時
