My memories 38 ページ38
GD「はぁ...。」
A「何？なんの溜息？」
ストロボがチカチカ。
流れる音楽は、騒音に近い。
ジヨンが連れて来てくれるお店は、騒がしいクラブが多い。
GD「いや。うーん...。引っ掛かる。」
A「だから何が？ジヨン、ハッキリ言ってよ。」
と言っても、若者で溢れるフロアとは別の場所だ。
彼らが通されるのは、私みたいな凡人にはちょっと不釣合いな特別ルーム。
だからこうして、落としたトーンでも会話が成り立つのだ。
SR「Aヌナ!!またヌナと勉強会だね!」
A「うん。スンちゃんは後でね。」
SR「テウンヒョンも一緒だよね!?楽しみだなー!!」
A「スンちゃん!!ちょっと待ってて!!」
例外無く、今日もスンちゃんが一緒。
何かを誤魔化したいのか、私とジヨンの間に割って入る。
普段は人懐こいスンちゃんの笑顔が、やけに一生懸命で。
それに気付いてしまったから、ジヨンの煮え切らない態度が余計に気になってしまう。
知佐子さんから資料を貰って、
BIGBANGの過密スケジュールに合わせた、短期集中型のプログラムを組んだ。
YGからも認証されたし、再び始まる講習は明日から。
ヨンベに逢える。
目前に迫った再会に、私はドキドキしていた。
GD「スンリ、やっぱ無理だ。俺、隠さない方がヌナの為だと思う。」
SR「で...でも、ヒョン...。」
その再会の前日。
いつもと変わらず、ジヨンからメールを貰ったの。
今夜空いてる？って、急なのも文面もいつもと変わらない。
A「...何？」
GD「Aヌナの気持ちを聞いて、言わなきゃいけないと思うから...言うね？」
だから今の今まで、嫌な予感なんて無かったのに。
とりあえずビールの1杯目。
乾杯して辛口のそれを喉に流したら、ジヨンに聞かれたの。
今、Aヌナはヨンベをどう見てる？って。
まだ好きだよ。と、素直に答えた。
SR「ヌナ。手、繋いでおこ？」
もう笑顔でもないスンちゃんが、そっと手を握ってくれて。
なぜか泣きそうな私は、もう何を聞かされるのかわかっていたのかもしれない。
GD「ヨンベ、彼女が出来たよ。」
グサリ...
って言うより、あーやっぱり。
的中した予想は、驚くほどあっさり腑に落ちた。
A「いつから？上手くいってるの？」
GD「4ヶ月くらい前。うん、あいつ幸せそうだよ。」
A「それなら良かった。」
うん。良かった。
ヨンベが幸せならいいや。うん。
His memories 39→←My memories 37
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 440人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はなごん(プロフ) - まのかさん» きゃぴぽーーい！！♪まーのーかーさーーーん！！！！＼(^o^)／おかえりなさい(o^^o)助走つけて抱き着きたいです！！←迷惑。久しぶりというか、初めてってほどじっくり考えて書いてます！今回！！でも相変わらず予定は未定の女です(￣▽￣)← (2015年9月17日 18時) (
レス) id: ede3e31580 (このIDを非表示/違反報告)
まのか(プロフ) - はーなーごーんさーーーーーーーーーーん！！ たっだいまーーーーｗ 新作みつけて テンションうはうはですｗｗ 私の癒し＝はなごんワールドｗｗ ゆっくり読ませてもらいますねーｗｗｗ (2015年9月16日 23時) (レス) id: d28b484508 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - あや0711さん» おはよんござまーす＼(^o^)／あてくしの信者ですって？それは危険！！でも、嬉しいです(｡-艸-｡)ドュフドュフ♪ スローテンポな展開で、もどかしいのですが、2章もお待ちしております(o^^o) (2015年9月5日 8時) (レス) id: ede3e31580 (このIDを非表示/違反報告)
あや0711(プロフ) - はなごんさぁん、やっぱりアタシははなごん教の信者ですっ(笑) はなごんさんの書くヨンベくん大好きです( 〃▽〃) これからも信者として付いていきます！(ノ´∀｀*) (2015年9月4日 23時) (レス) id: 5803f85ab8 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - いぶちょさん» まだ成長段階なので、鈍感過ぎていぃーー！！ってなりますよね(￣ー￣ )←。もっちろん！ドームツアー参戦ですよ♪遠征はしないので地元のみですが、ばっちり2日間ともチケット取りました！！ (2015年9月4日 19時) (レス) id: ede3e31580 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はなごん
| 作成日時：2015年8月18日 10時
