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My memories 61 ページ15

好きな人が悲しそうだったの。

だから、ただ力になりたかった。



もしも誰かに説明する時、私はこう言うだろう。

自分の評価を下げないように。




でも真実はこっち。

ヨンベが寂しさを紛らわせる為の、都合の良い女。


それに、誰かに吹聴する気なんて初めから無い。





ねぇヨンベ。

ちゃんと埋まった?その寂しさ。

私はあの夜、君の役に立てたかな。



なーんて。

まだこんなとこ思っちゃう私は、天性の振り回され体質だ。





本当はもっと、ワガママを言って縋ってみっともない真似だってしたいのに。



理性が邪魔して、どう思われるかを気にして。

出来ないっていうより、しなかった。





ほんとの聖人君子ってね、見返りを求めない人を指すんだよ。

だから私は違う。

思いっ切り求めてたもん。

バカみたいに何度も期待して、彼の気持ちが自分に向くことを願ってた。








A「がびーん...。」

TW「なんだその反応は。」

A「まじがびーん...。」

TW「だからなんだよ、その反応。」




さすがに、気まずい。

今ヨンベに逢いに行こうとは考えてなくて。




あの夜のあの事件から1ヶ月と2週間と少し。


何も知らないジヨンとヒョジュは、未だに私を煽り続けるけど。

連絡はしてない。向こうからも来ない。


ヨンベの誕生日でさえスルーした。

お互いに無かった事に出来たら、また友達に戻れるはずだから。






知佐子「もっと喜ぶかと思ってたわ。」

A「あは...あははは。」



完全に苦笑いの私を、不振な目で見るテウンと知佐子さん。

でもこれ、苦笑うしかないでしょ。



現在の心境を報告すると、もちろん悲しくて辛い。

まだ記憶が新しいから、出来れば避けたかったのが本音。




逢う機会さえ無ければこっちのもんだ。

そう高を括ってたのに、神様は私の味方なのか敵なのか...。




手元にあるファイルは、またもやYGからの依頼書。

大変ありがたい仕事だけど、なんの因果か記載されたグループ名はBIGBANG。




肝心な時は見放してたくせに。

今に限って、私とヨンベを近付ける。



つまりは敵だ。神様は、私の敵。






TW「A。なんかあったのか?」

A「ううん。何も無いよ。」

知佐子「変な子。」

A「社長に似たんでしょうね。」




とは言え、担った仕事を断るなんて出来ない。

YG側はご丁寧に、私とテウンを指名してるんだもん。



いつも通りに。

いつもの"Aヌナ"で、逢いに行こ。

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設定タグ:BIGBANG , ヨンべ , SOLテヤン   
作品ジャンル:恋愛
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はなごん(プロフ) - まのかさん» まのかさん、読むの早っ!!でも嬉しいでーす♪あたしも好きでーす!!!←調子乗ったな、あたし。最後ブッコミましたよ( ̄▽ ̄)b ヲホホホホ( ̄▽ ̄)b (2015年9月17日 23時) (レス) id: ede3e31580 (このIDを非表示/違反報告)
まのか(プロフ) - 2章が読み終わりましたーーーー! はなごんさーーーん 好きぃぃぃぃぃ ←いきなりかいwww そして べべたん 芋すぎwwwww てか最後の最後でぶっこんできましたねぇwwwww ドキドキドキドキ  (2015年9月17日 23時) (レス) id: d28b484508 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - はるさん» おひさしぶりです(o^^o)3章に突入しまして、絶賛迷走中ですが(←)続きもしっかりと頑張ります♪ありがとうございまーす(⌒▽⌒) (2015年9月11日 19時) (レス) id: ede3e31580 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - お久しぶりです \(^o^)/ 私 読みながら号泣しちゃってますww 続きも楽しみです♪ (2015年9月11日 16時) (レス) id: 97ebea80be (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - tetuko1105さん» よんべっちくん。今はちーと子供です。だってまだ、髪の毛白くする前ですもの。←その違いか (2015年9月9日 18時) (レス) id: ede3e31580 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はなごん | 作成日時:2015年9月5日 10時

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