My memories 59 ページ13
覚めたくない夢ほど
あっさりと覚めてしまうんだなーって。
朝なんか、来なければ良かった。
ずっと眠り続けて、幸せな夢を見ていたかった。
YB「ごめん!!!」
A「...。」
ぼーーっと、冴えない寝起きの頭。
さっきまで私は、世界で1番温かい場所に居た。
ヨンべの胸の中で、彼に抱き締められて眠ってたの。
でももう、そこには居ない。
目が覚めたヨンべが、私を見ると目を丸くして。
咄嗟に飛び起きた。そしてベッドから降りたの。
寝起きなのに俊敏だなー。
そう思ったのは、決して呑気だったからじゃない。
幻想が終わる時が来たのは、ちゃんとわかってた。
YB「ごめんなさい!!!ヌナ!!ほんっとにごめん!!」
A「...あはは。」
ゆえに、笑っちゃったんだと思う。
乾いた笑い声だったのは、やっぱり現実はこうですよねと腑に落ちたから。
パンツ一丁で土下座して、下げた頭の前で手を合わせて。
フローリングに貼り付けた額は、ヨンべの罪悪感の印。
それは逆効果だよ。ヨンべ...。
そんな風に謝られたら傷付くんだよ？
抱いた期待は、呆気なく崩れ去る。
私が見たのは、一晩限りの幻想だ。
このあとの2人が、気持ちを通じ合わせて幸せになるって。
頭を下げたまま、何度も謝り続けるヨンべ。
本気で殴ってやろうとも思った。
ボッコボコに蹴り倒してやりたいとも。
負った傷はとても深い。
酷く傷付いてるし、目の前で土下座する彼が憎いよ。正直ね。
A「大丈夫。気にしないで？私たち大人だもん。」
YB「Aヌナ...。」
怒りと虚しさで震えてるのに。
出来るだけ自然な笑顔を作り、ヨンべの肩を起こした。
殴る事も蹴る事も出来なかったのは...
それでもやっぱり、私が彼を好きだったから。
それと、バカバカしいほど前向きな自分の勘違い。
だから、罵る事も出来なかった。
どこかでわかってたんでしょ？
昨日の彼を思い出せば、安易に導き出せるじゃない。
何かに傷付いたヨンべが、
お酒の所為で、判断能力が鈍っただけ。
そうだとわかってて、見ない振りをしたのは私だ。
ヨンべだけを責めるなんて、ただの責任逃れ。
A「元気だしてね？私、帰るから。」
YB「ごめん...。ほんとにごめん...。」
謝らないで？って、今日は言えない。
お礼を言われても困るし。
昨日の夜は、お互いの自業自得が招いた過ち。
そう思う他ない。
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はなごん(プロフ) - まのかさん» まのかさん、読むの早っ！！でも嬉しいでーす♪あたしも好きでーす！！！←調子乗ったな、あたし。最後ブッコミましたよ(￣▽￣)b ヲホホホホ(￣▽￣)b (2015年9月17日 23時) (
レス) id: ede3e31580 (このIDを非表示/違反報告)
まのか(プロフ) - 2章が読み終わりましたーーーー！ はなごんさーーーん 好きぃぃぃぃぃ ←いきなりかいｗｗｗ そして べべたん 芋すぎｗｗｗｗｗ てか最後の最後でぶっこんできましたねぇｗｗｗｗｗ ドキドキドキドキ (2015年9月17日 23時) (レス) id: d28b484508 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - はるさん» おひさしぶりです(o^^o)3章に突入しまして、絶賛迷走中ですが(←)続きもしっかりと頑張ります♪ありがとうございまーす(⌒▽⌒) (2015年9月11日 19時) (レス) id: ede3e31580 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - お久しぶりです ＼(^o^)／ 私 読みながら号泣しちゃってますww 続きも楽しみです♪ (2015年9月11日 16時) (レス) id: 97ebea80be (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - tetuko1105さん» よんべっちくん。今はちーと子供です。だってまだ、髪の毛白くする前ですもの。←その違いか (2015年9月9日 18時) (レス) id: ede3e31580 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなごん
| 作成日時：2015年9月5日 10時
