My memories 58 ページ12
正確には突然ではない。
クラブで抱き合ってたし
そこから連れ出す時も、タクシーの中でも。
だから、突然ではない。
なのに私は、ヨンべに引き寄せられて動揺した。
彼はただ、ワンちゃんに私の安全性を示したかっただけ。
YB「Aヌナ。目、閉じてよ。」
A「...///。」
それがどうして、こうなった?
たった今、彼は私にキスをした。
こっちは正真正銘突然で、なにがなんだか。
目を閉じる余裕なんて、無いに決まってる。
YB「もう1回するから、目閉じてってば。」
A「え...?やっ..ん////」
ケージの前で、わけもわからず2度目のキス。
頭は沸騰寸前。まだこの状況に追い付けない。
ヨンべ...。
なんで?なんでキスするの?
凹んでなかった?
酔った勢い?
疑問はいっぱいあるけど。
ぐるぐるぐるぐる、頭の中で回ってるけど。
YB「あっちの部屋行こうか。」
A「...あっち?」
アルコール成分が高いキスの所為で、私も酔ったのかもしれない。
両方のほっぺたを、柔らかい手で包まれて。
私のおでこにチューってしながらそう言って。
それが何を意味するのかはわかってた。
今からヨンべが、私とどうしようと思ってるのか。
A「...うん///。」
YB「うん。」
それなのに頷いた。
あっちの部屋。寝室に向かったんだ。
違う。
ヨンべは私のことなんか、好きじゃない。
酔ってるし、なんか嫌なことがあったんだ。
嘘。
ほんとは、もしかしたら?って思ってる。
もしかしたら彼は、私の気持ちに応えてくれるのかもって。
冷静な私と、期待する私。
どっちも自分で間違いない。
でも、冷静さには欠けていたよね。確実に。
その行為は、愛しい人としかしないもの。
きっとヨンべも同じ。
だから、私を抱くんでしょう?
そう信じたかっただけ。
そうじゃない場合だってあるのに。
どこかでそれをわかっていながら、冷静な方の自分を追いやった。
私の身体に触れる手と唇。
今この時だけは、それが真実だと信じたかったの。
ヨンべの物語のヒロインは、あの子なのにね?
私では失格。ただの脇役に過ぎない。
ううん。こうなれば敵役になったかも。
邪魔なだけの、敵役に。
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はなごん(プロフ) - まのかさん» まのかさん、読むの早っ!!でも嬉しいでーす♪あたしも好きでーす!!!←調子乗ったな、あたし。最後ブッコミましたよ( ̄▽ ̄)b ヲホホホホ( ̄▽ ̄)b (2015年9月17日 23時) (レス) id: ede3e31580 (このIDを非表示/違反報告)
まのか(プロフ) - 2章が読み終わりましたーーーー! はなごんさーーーん 好きぃぃぃぃぃ ←いきなりかいwww そして べべたん 芋すぎwwwww てか最後の最後でぶっこんできましたねぇwwwww ドキドキドキドキ (2015年9月17日 23時) (レス) id: d28b484508 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - はるさん» おひさしぶりです(o^^o)3章に突入しまして、絶賛迷走中ですが(←)続きもしっかりと頑張ります♪ありがとうございまーす(⌒▽⌒) (2015年9月11日 19時) (レス) id: ede3e31580 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - お久しぶりです \(^o^)/ 私 読みながら号泣しちゃってますww 続きも楽しみです♪ (2015年9月11日 16時) (レス) id: 97ebea80be (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - tetuko1105さん» よんべっちくん。今はちーと子供です。だってまだ、髪の毛白くする前ですもの。←その違いか (2015年9月9日 18時) (レス) id: ede3e31580 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はなごん | 作成日時:2015年9月5日 10時