大西流星短編集4 (ページ9)

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みんなと一緒にヴァンパイアの世界に行った

僕のことを大ちゃんのお父さんもお母さんも受け入れてくれて
少し怖かったのにみんなの優しさに家族の温かさを感じた

『大ちゃん』

「ん？」

『ありがとう』

「え？」

『僕をヴァンパイアにしてくれて、お嫁さんにしてくれて』

「もぉ、何言うとんの」

『ふぇ？』

「俺がありがとうやねん。俺の嫁になってくれて、俺を選んでくれてありがとう。あと、流星はこれからここのお姫様やで？」

『お姫様？』

「そう」

『そんなん大丈夫かなぁ』

「大丈夫。流星かわいいし。それに俺が選んだんやで？」

『ふふっ』

「流星おいで」

『うん』

大ちゃん脳での中でなんでか涙が溢れた
その涙を大ちゃんが優しく拭ってくれた

それから何千年も僕たちは一緒に生きた

完

ふと思いついてというか、私自身がヴァンパイアの物語が好きなので書いてみました。気づかれた方もいると思いますが、途中からエサから愛しい人に西畑くんだけ変えて心境の変化を表してみました。
今後も温かい目で読んでくださると嬉しいです。
ましろ