大西流星短編集4 (ページ45)

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(☆ω<)おめでとうページ45

はじめに。
そういったシーンはございませんが
行為を連想させてしまう描写がございます。
苦手な方はここでストップされてください。
ご自分での判断よろしくお願いします。

side西畑

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ドームのリハ終わり

俺は愛しい子と夕暮れがかった道を歩いていた
手は繋げへんけど
自然と手を繋いどるみたいに見える影

一昨日のリハ中
流星から家に来ていいか尋ねられた

そんなん即答でイェスやろ
誕生日を祝ってくれようとしとるのもやけど
流星から言ってきてくれたことが
なによりも嬉しかった

ちなみに学校は通しリハがあるため休むらしい

『大ちゃん』

「ん？」

『ちょっと待っとってな』

「うん」

小さな洋菓子店に入る流星
わざわざ俺の家の近くのお店で予約するあたり
できる子やわ

『お待たせ』

俺の家まで10分くらいの道
明後日に向けての話をしよったらあっという間やった

「ただいま」

『おじゃまします』

"おじゃまします" がいつか

"ただいま" や "おかえり" になる日が来るとええな

なんて一人思う

途中で買った某店舗のチキンと市販のコンスープ
流星が注目してくれとったバースデーケーキを広げて
ふたりで机を囲む

『大ちゃん、23歳おめでとう』

「ありがとう」

『素敵な一年にしようね』

「うん」

これからの話からたわいもない話
ほんとに楽しく幸せな時間や

俺が風呂に入っとるあいだに
流星が全部片してくれて
俺が上がると流星も入っていった

あれ？誕生日プレゼントって
寝室にパジャマを取りに行きながらふと思った

流星が上がるまで時間があると思い
ベッドにダイブした