大西流星短編集4 (ページ34)

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久しぶりに流星とふたりで風呂に入った
口では元気だとか大丈夫だとか言っても疲れとるみたいで
風呂上がりの流星はすごく眠そうやった

しばらくは日本におれるみたいやし
今日はゆっくり眠ろうなんて思ってベッドに行くように急かした

『大ちゃん？』

｢ほら、寝よ？｣

『え、』

｢ん？なに？｣

『いや、あの、久しぶりやし、』

｢今日やなくても、俺らにはゆっくり時間あるねんからええねんで｣

『もう、流星こわないよ？』

｢うん。ありがとう。やけど、今日は疲れとるから眠り｣

『いやや、』

｢え？｣

『やって、ずっと会いたくて、会いたくて、もう一度抱きしめてほしかったねんで？大ちゃんに触れてほしい』

そう言うと流星は俺の唇に自分の唇を合わせた

『大ちゃん、好きやで』

唇を離すとそう言って微笑んだ

あかんて、疲れとんのに。
流星はまだ日本におれる。いつだって愛し合える。
もう間違うわけにはいかん。

頭ではそう思っても
流星の妖艶な姿に俺を誘う姿に理性を抑えることなんてできひんかった。