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4 大吾 ページ4
流星が俺のそばにおりたいって言ってくれた
嬉しいはずやのに
流星の全てを奪いたい
全てを知りたい
流星にもっと深く噛み付いてしまいたい
そして愛してると熱いキスがしたい
こんなにも欲で溢れてるのに
流星の優しさを知って、笑顔に触れて、愛するということを知って
ほんまに奪ってもええんやろか
そんな気持ちになった
『一緒って？ヴァンパイアってこと？』
驚きを隠せない顔で俺を見つめる
その瞳は微かに揺れていた
「流星、ええねん。」
『え？』
「無理せんで。流星は人間で俺はヴァンパイア」
ほんまはありがとうって言いたいのに
現実を流星にも自分にも突きつけた
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作者名：ましろ | 作成日時：2019年7月5日 1時
