大西流星短編集4 (ページ22)

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our dreams ページ22

今日は東京ドーム公演
めちゃくちゃ緊張するし、なにわ男子として爪痕残さなあかんってそんな思いでいっぱいやった

ライブの中盤
SixTONESさんとSnowManさんがCDデビューすることが発表された
ほんまにびっくりして
なんも知らんかったからなんとも言えへん感情で
そんな俺の手をそっと握ってくれたんは流星やった

何も言わんとぎゅっと俺よりも少し小さな手で"大丈夫"と言ってくれてるように

『大ちゃん、じーこおめでとうやんな』

｢え、｣

あ、そうか。康ちゃんはSnowManやった。

『流星、笑顔で言えるかな？』

そう尋ねてきた時の流星の顔はすごく寂しそうで、大きな瞳には涙が溜まっていて

｢やっぱ、悔しいな｣

そう言って人がおるから肩を抱き寄せることしかできひんかった
肝心な時に俺は言葉が出えへん

そんな俺たちの頭をポンポンとしてくれたんは丈くんやった、、、

丈｢俺らはこれからや！ツアー成功させて絶対デビューしよう。てっぺんとったろ。｣

和｢せやで！大ちゃんも流星もそんな顔せんと悔しいけど、悔しいけどさ！｣

そう言ってくれるはっすんの瞳にも涙が浮かんでて
丈くんもうっすらと涙目になっていた

悔しいんは俺だけやない。
裏で聞いていたJr.全員が悔しいんや。
悔しさをバネになんてそんな綺麗事は言えへんけど、それでも、この悔しい思いをツアーにのせて成功させて次こそは掴みたい。

丈｢康二、よかったやん。｣

｢え？｣

丈｢俺は送り出してよかったって今日思えた。やってさ、見てみ｣

みんなでモニターを見る

丈｢あんな泣き虫な康二が泣かんで前向いてさ、新しい仲間と新たなステージにいこうとしてんねんで？嬉しいやん｣

『うん。うん。嬉しい。じーこに負けへんように頑張りたい。』

俺の最高の仲間。
なにわ男子は立ち止まったりなんてせえへん。
もっともっとたくさんの景色を７人でファンの方に見せるんや。
ほんでいつか、てっぺんとったる。
俺ら７人にしか見せれへん世界をたくさんの人に見せたる。

やからさ、紫耀、廉、康ちゃん待っとってな。
流星と俺もすぐに同じラインに立つから。
いつか５人で同じステージで歌えるように。

fin