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朝目覚めると流星は俺の腕の中ですやすやと眠とって
ふと出会ったあの日を思い出した
何年経っても忘れないあの日を
あんなに小さかった流星が18歳
俺も歳をとるわけで
弟のように思っとったのにいつの間にか恋に落ちとった
初めて結ばれたあの日と変わらず恥じらう流星が可愛くて、優しくしたいのに意地悪してしまう
そんな俺を受け入れてくれるのは流星だけやと思う
そんなことを考えよったら
「あっ！！！」
誕生日プレゼント渡すの忘れとった……
己の欲に忠実すぎるのも問題やわ
グループリハも全体リハも終わって
ごはん食べたりしよったからホテルに着いたのは22時を過ぎとって
シャワーは浴びとったから、部屋では軽く浴びて次に入った流星を待っとくと
流星の携帯が光った
見るつもりはなかったんやけど、チラッと見えてしまって
流星にはたくさん友達もおって愛されとるってわかっとったつもりやったけど、ほんまは嬉しいのに浮所くんだけはなんやひっかかる
顔もかっこいいし、流星のことを"りゅうちゃん"と呼ぶ
それにビデオ通話とかもしよるみたいやし
せっかく祝いたいのに黒いモヤが俺の心にかかる
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作者名：ましろ | 作成日時：2019年7月5日 1時
