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ヴァンパイアって
え、ほんまに？あの血吸う人らよな？
やって、本とかでは女の人の血を、、、
「お前ら言うとくけど、流星は俺の嫁(エサ)やから、出だしたら」
殺すと言わんばかりの目で周りを見た
『ま、まって！嫁ってなに？僕の意見は？』
「流星」
僕のことを愛おしそうに見つめあまりにも優しく触れるから
咎める気なんてなくなった
その日からの毎日は賑やかで
これまで暮らしてた屋敷がこんなにも明るくなるなんて
そのことが嬉しくて、僕はヴァンパイアという疑問に蓋をして彼らを受け入れた
"流星、最近楽しそうやな！"
そう言ってニコッと笑ったのは廉くん
「そうかな？変わらへんよ？」
"廉も俺も部活しよるから、流星が楽しそうなのは嬉しいけどな"
優しい声でポンポンと僕の頭を撫でたのは正門くん
僕のことを理解してくれていつも優しくしてくれるふたりのことをら親友やと勝手に思っとる
ふたりも思ってくれとったらええな
廉 「で、なんか嬉しいことあったんやろ？」
『やからないって〜！普通やで！』
そんなふたりに嘘をつくのは申し訳ないけど、大吾くんたちのことを言うわけにはいかん
僕が大吾くんに何をされてるかなんて言えへん
正 「あれ？流星ここどないしたん？虫刺され？」
『あっ、そうかもしれん、やから痒かったんかな？』
虫刺されなんかやなくて
ほんまは、ほんまは大吾くんに噛まれた痕やった
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作者名：ましろ | 作成日時：2019年7月5日 1時
