58 side 大吾 ページ9
康 「いろんなところで目撃されとるで！」
龍 「例えば？」
康 「えっとなぁ、USJで大西流星くんらしき人見た！高橋恭平くんも多分一緒やったと思う、とか、待ってあかん、今電車乗っとって、目の前に関ジュの大西流星くんと高橋恭平くんおるんやけど、流星くんが高橋くんの肩に頭乗っけて寝とる、とか、２人がめっちゃ楽しそうに話しよったとか、他にもいろいろあるで！」
龍 「めっちゃ目撃されとるやん笑」
流 「ほんまやね笑」
そうやってみんなが流星と高橋のことで盛り上がっとる
なんやねん。付き合ってそうそうデートやったんか。流星も嬉しそうやし。なんやねん。腹立つわ。
１人苛立ちが募っていた
輪の中に入ってない俺に気付いてから、流星が来た
流 「大ちゃんどないしたん？」
大 「なに？」
流 「顔、怖いで？」
少し遠慮気味に言われた
そんな怖いん？俺のこと一番やって、特別やって言っとった流星に今じゃ怯えられとる
大 「みんな呑気やなって思って」
流 「え？」
大 「時間ないのにこんなしょうもない話して呑気やなって」
違うねん。ほんまはこんなこと言いとうないねん。誰か止めてや。
大 「おおにっちゃんもやで？今日から練習やのに遊んでさ」
どんどん流星の顔が曇っていく
けど俺の口は止まらんで
大 「誰と付き合おうが勝手やけど、みんなの意識下げるのだけはやめてくれへん？」
言ってもうた。こんなん本心やない。違う。
流 「ごめんなさい。」
そう言い頭を下げられた
違う。ごめん。流星…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 170人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ましろ | 作成日時：2018年12月4日 0時
