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82 side 大吾 ページ33
大 「会いたい」
心の声が溢れ出てもうた
困っとるやろうなと思って訂正しようと思ったねんけど
流 「流星も会いたいな」
たった一言やけど
俺にはその一言で十分やった
大 「今どこおるん？」
流 「家やで」
大 「そか」
家やったら親御さんにも迷惑かかるし行くんはあれやな
って考えよったんやけど
流 「大ちゃん？」
その不安げな声を聞くと
今すぐにでも抱きしめたくなってもうて
大 「今から流星ん家行くから」
流 「来て」
返事を聞くと家を飛び出し車を走らせた
流星の家は俺ん家からは遠い
やからこそ電車なんかよりも高速とばして車で行ったが早い
道中考えとったんは流星となにわ男子のことで
考えてもわからんのに社長は何を思っとるんかを何回も何回も想像した
今誰がどう思っとんのかもわからんし、複雑な心境のまま流星の家の近くのパーキングに停めた
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作者名：ましろ | 作成日時：2018年12月4日 0時
