38page_My bookmark ページ13
＊＊＊
使用感満載のパスケース。
いつだったか、クジで引き当てたそれは
持ち主をびっぺんだと象徴していて
5色のうちの緑色は
びっぺんならすぐにわかる色分け。
すなわち
自分がたぷぺんだと公言してるも同然だ。
SY「知らなかったのね。スンヒョン、大丈夫？」
「...え、ちょっと待って。たぷ？」
歳甲斐にもなく愛用してた。
だって大好きだから。
身悶えするほどかっこよかったり
心臓が痛くなるくらい可愛かったり
彼らの魅力から、抜け出すことなんて出来ない。
私は一生、BIGBANGのファンなの。
何があっても絶対、絶対。
SY「Aちゃん。
あなたスンヒョンを騙してたんでしょ？」
「違う！違います！」
どこかに落としたのか、忘れてきたのか。
そう思ってたんだ。
たぷは知ってたはず。私も言ったはず。
そう、思っていたのに..
まるで当然のように、彼の隣に立つソユンさんは
冷ややかな軽蔑の眼差しを、私へ差し向ける。
必死に首を振り、違うって否定しても
動揺を滲ませた彼には届かなくて
「たぷ？....なんでそんな顔、してるの？」
YB「何してんだよ ひょん。
知ってたでしょ？みんな知ってたじゃん。」
1番好きなメンバーを聞かれたら
視線はひとりでに向かうのに
その名前を口にするのを躊躇った。
だから、1番に庇ってくれる優しいヨンべを言い訳にして、嘘は吐いちゃったけど
困ってる...と言うより、私を恐れてる。
どこからか来るいつもの自信も、余裕も消えて
口を強く結び、酷く哀しそうに。
SR「たっぴょん！なんで!?
さっきもオレ言ったよね？ヌナは元々ひょんのファンだから、どんなひょんでも大好きなんですよ!?」
DL「もしかして嘘だと思ってた？
あの時のAさんのカミングアウト。」
言った言ってない、聞いた聞いてないは
水を掛け合うようなもの。
言った方と聞いた方の受け取り方が違うなら
それはもう、ひとつも結論を得てないから。
まさか、こんな誤解を植え付けられるなんて
彼女が私を追い詰めようとするなんて...
痛い...
ジクジクと押し寄せる痛みに耐えられない。
助けてよ...
たぷが助けて...？
TP「じゃぁ聞くけど、お前らならどうした？」
JY「アホくさっ。」
だけど。
失くしたはずのパスケースが
持ち主の元へ戻ったら
ただBIGBANGが好きで
ただ たぷ大好きだっただけの私は
フラットシューズの足元は崩れ落ち
もう、不利な所に落ちていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 428人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はなごん(プロフ) - さあとさん» 嬉しいお言葉、本当に幸せです(*´ω`*)こんなにたくさん、労いの言葉を頂けるなんて思ってなくて、はなごんの占ツク生活は、おかげさまでとても楽しい時間でございました(*´ω｀*)こちらこそ、心から感謝だらけの4年間でした！ (2017年9月28日 19時) (
レス) id: f68003b141 (このIDを非表示/違反報告)
さあと(プロフ) - こんばんは。そして、お疲れ様でした。はなごんさんのお話どれも大好きでした(*´ 艸｀)辞めてしまわれることは、非常に残念ですが…また、お話し書かれた時、お会いできるのを楽しみにしています。今まで楽しいお話ありがとうございましたm(_ _)m (2017年9月26日 20時) (レス) id: 922fb22c2f (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - はななさん» ピヨピヨ(´・8・｀)はなごんもアナログ人間なので、鳥マスターには永遠になれないと思いますw もし始めたら是非遊びに来て下さいね( ´艸｀) (2017年9月24日 10時) (レス) id: f68003b141 (このIDを非表示/違反報告)
はなな(プロフ) - 嬉しいお誘い！インスタも３日前くらいにやっと始めたアナログ人間なので、ちょっと時間かかるかもしれませんが。。。はなごんさんと繋がれるならば！ピヨピヨっ (2017年9月23日 22時) (レス) id: e808c23134 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - hiさん» じゃーまず申請してw てかLINEしてw (2017年9月23日 14時) (レス) id: f68003b141 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はなごん
| 作成日時：2017年6月7日 14時
