私立春花学園反応集 (ページ14)

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※13話の続き　あなたが異世界に突然帰ってしまいましたページ14

あなたがこの世界に来てしばらくが経ち、いつの間にかあなたがいるのが当たり前のことだとなっていました。
しかし別れは突然訪れます。
また明日、と手を降って別れた昨日の夕方からAさんは行方不明となってしまいました。
学園長曰く、元の世界に帰ったという可能性が高いようです。
それを知った彼らは…………

鶴屋累の場合
「…A、ちゃん。ねぇどこなの？
おれ、今日いっぱい遊ぶってぇ約束…破るのぉ？」

フラフラとAさんが存在していた匂いが強くする場所へ向かい、ぽそぽそと独り言を呟いています。
この言葉があなたに届くことを願って。
「…………勝手に帰んなよぉ…おれを、ひとりぼっちにしないで……。」

巫月日の場合
「Aちん、ようやく帰れたんだ！！！
おめでとう！！！！！！！」

あなたが行方不明になったことを知り、学園長の所へ行ったその帰り。
大きな青空へ向けてこう叫びます。
いつもの彼らしい元気で明るい声ですが、少し震えているように…。
その時の彼の表情は朝日の逆光であまりよく見えませんでしたが、キラキラと輝いていました。

霜月旭陽の場合
「いま、帰ってしまうとは。…あなたも罪な方ですね。
…ほら、累がさみしがりますよ？」

すぐ話に累くんを出しますが、寂しいのは彼も同じ。
共に行動することもあるくらい仲のよい相手が突然別れの言葉なしに消えてしまったのです。
普段冷静沈着な彼も、喪失感でしばらくは落ち込んでいます。
しかし、累が「いつまでそんなぁ、ひでえ顔してんのぉ？」と涙あとがつきまくりの顔で叱り、いつもの彼に戻ります。
胸のうちであなたの幸せを願い、彼は今日を過ごすのでしょう。