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ゆめか「休み時間もほんと1回も来なかったね」
ゆうた「絶対すぐに、我慢できないよ〜とか言って来ると思ったのにな〜(笑)」
「それだけ、たいがもあたしとの約束をしっかり守ろうとしてくれてるってことでしょ」
ゆめかとゆうたがじーっとあたしのほうを見てくる
「何よ??」
ゆうた「やっぱ、ちょっと寂しいだろ?(笑)」
「なっ!寂しくなんか全然ないし!!」
朝から2人ともそればっかりなんだから‼
ゆめか「あっ、橘くんじゃん、」
ゆめかが指をさすほうを思わず見た
「えっ?」
そこには中庭で女の子と2人っきりのたいがが見えた
ゆうた「あの感じは告白か?さっきも違う女子との見たぞ」
たいがのやつ、そんなにコクられてたのか
ゆめか「やることが早いわねぇ、女子たちめ」
「ん、なにが??」
そーいえば、たいがが告白されてるのなんか初めて見たなー
ゆめか「橘くんが今日1回もAのとこに行ってないのを見てチャンスだと思ったんじゃないかってことよ!」
「え、たいがってモテるの?」
ゆめか「あんたなに寝ぼけたこと言ってんの!?」
「だって、告白されてるって話あんまり聞かないし」
ゆめか「橘くんにはね、たーくさんの隠れファン達がいるのよ!!」
「隠れファン?」
ゆめか「そう!!特に他クラスには多勢ね!」
ゆめかが言うには、たいがは顔が良いから、多少のヘタレっぷりは可愛く見えるらしい。
でも、いつもあたしのクラスに来てるから皆、たいがはあたしと付き合ってるんじゃないかと誤解しているらしい…
その結果、イケメンだけどヘタレだし、彼女から略奪してまでの対象ではないってことで告白されないという。。。
そして、今日のたいがの様子から破局したと思い、勝負をかける人が続出したのだと。
高校に入ってたいががあたしに対してこんなんになったのは他の女の子が寄ってくるのを避けるためだったんだ。
でも、たいがと距離を置いた今、女の子達はきっとたいがをほっとかない。
あたし、たいがと全然関わってないし、
ちょっと、寂しい……
って、違う違う違う違う‼
そんなこと全然思ってないんだからね!!
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作者名:さだな | 作成日時:2017年8月19日 2時