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残された千空はお言葉に甘えるといって、5秒で寝落ちした。
なんなんだという周囲の目を気にせず、千空はAの部屋のど真ん中で眠ってしまったわけだ。
一方目を覚ますために外に出たゲンとAだが、人の気配が消えたところで歩く速さを緩めた。
「で？俺をこんなところにまで連れてきて、どうしちゃったわけ？Aちゃん。」
「千空のことが少し気になって。」
「……大丈夫だよ、千空ちゃんなら。」
「そう言えって言われてるのかそれともゲンがそう判断したのかは知らないけれど、千空はなんや感や迷っていると思う。私がいるから口にしないだけで、、この戦いに彼らを巻き込んで大丈夫なのかしら。」
ああそういう不安だったのかと、メンタリストの彼はニヤッと笑う。
「大丈夫だって〜〜だってさ、ゴイスーな千空ちゃんがそばにいるんだよ〜〜もう大丈夫に決まってるじゃ〜ん。
それにさ、ちょっとだけマジな話すると、あんなやかんや支えられてると思うのよ、千空ちゃん。だってさ、Aちゃんがいなかったらさ。」
「私がいてもいなくても変わらないわ、千空なら。どこにいっても逞しくやっていっただけ。」
ゲンは特に言葉を返さない。
Aの中にある確信は覆せない、ゲン自身も誰が相手でも千空なら逞しくやっていただろうと考える。
寂しそうな横顔を見ていたゲンは、じゃあさといって続けた。
「仮に一人逞しく生きていける千空ちゃんが、日の3分の1もAちゃんの部屋で寝泊まりしてるのはなんで？」
へ？とただ固まってしまった彼女を見て、ゲンはニヤッと笑った。
「それはもう〜笑ちゃうくらいにわかりやすいよ。
む、し、ろ、堂々と寝床貸してたらその内千空ちゃんに乗っ取られちゃうかもよ〜」
「なんでそうなるのか理解できない。」
ブスッと剥れた顔のAにゲンは、素直になればいいのに〜と笑っている。
Aはそんなゲンの姿を見て、自分の吐いた息が白くなっていることに気がついた。
「そういえば、暦上だともう冬至か。」
「高校生で12月って聞いて冬至連想するの初めて見た〜〜」
「だって外に出られる日が一番短くなるのよ。
これから外に出る人たちには気をつけるように言わないと、」
至極まじめな言葉に、冬至、かと考え込むゲン。
慌てて紙に計算しにいくAの背中にゲンが付け加える。
「気をつけて、地球の地軸がずれてるって千空ちゃん言っていたから、」
「大丈夫それを加味して計算するから。」
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イライザ(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます、そう言っていただけるのがとても嬉しいです。 世界観に入り込めるというのは、多分夢小説を描く人誰もが描く人誰もが欲しい言葉だと思います。これからもみていただけるように、精進しますね。いつもありがとうございます。 (2021年4月28日 8時) (
レス) id: d70a88eee0 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - お久しぶりです。以前から感じていた事があります。それは、世界観に本当に入ったような気持ちで、夢小説を読めれる魅力があるイライザさんの小説には、あると思います。夢主が、研究者的なキャラで好みでした。 (2021年4月28日 6時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イライザ | 作者ホームページ：
作成日時：2021年4月27日 23時
