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自身の推理を淡々と語る少女に、ジュラは背筋が凍っていた。
すでに内部で敵がいることを想定した上で、動いていたとは彼は夢には思わなかったらしい。
Aという少女の噂はそこかしこで耳にするが、彼女は何よりも作戦の立案に優れいていること。
場を読み、まるでボードゲームでもするように人を駒と考え、適材適所に人員を配置する。
その戦術の方法は、幼いながらに彼女が培った経験が元になっているとかなっていないとか。
いずれにしろ、とんでもない少女がこの作戦に加わったのだとジュラは察した。
彼らに追いつくか追いつかないかというときだった、不意に遠くの方から爆音が響いた。
すでに目が覚めていた一夜、歩けるほどになったジュラ。
男二人を抱えながらもなんとか動いていたAたち3人は目を合わせた。
まずいというように駆け出し、ボロボロになっている彼らのもとに乱入するように戦闘に加わった。
「女一人に、男が二人も3人も、寄ってたかるな！！！」
ルーシィや、エルザが苦戦している中、割り込んだ彼女はとりあえず手短に近くにいた男の顎を蹴り上げた。
「なっこのレイサーの速さに追いつく人間が、いる、だと。」
驚いたように目をに開く黒髪と金髪の男に、Aは迷うことなく魔法の塊を男の腹部にぶち当てた。
「エルザ！」
一瞬の隙をついて、レイサーの元を離れAは苦戦している様子のエルザの背後に回った。
「珍しいわね、あなたが苦戦しているなんて。」
「ふっ遅かったではないか。」
どこかほっとしたように安堵をこぼすエルザ、その背後につくA。
目の前に現れた紫の蛇を引き連れた男は、餌がもう一匹増えた。というように笑っていた。
だがAを見た瞬間顔つきは真っ青になった。
「なんだ、お前のそれは」
そう言って指差したその先にはAの白い布。
何を言っているのだという男に対して、Aは先制攻撃を仕掛ける。
「失せろ！！」
彼女の言葉に答えるように、白い布が男の体をなぐ。
ひらりと避けるが、何かやりづらそうな顔をする男にAは躊躇しない。
「てめえ、俺とやり合うってか？！」
男の挑発のままにAが駆け出した時だ。
一瞬エルザの背を離れたそれが最悪だった。
「もらった！」
気がついたときには、エルザには紫の蛇の牙が向かっていた。
「エルザ！！」
Aは悲痛な声を上げ、あろうことか敵に背を向けた。
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イライザ(プロフ) - ベルモットさん» 楽園の塔で話ですね、残念ですがここではカットしちゃってるんです。でも私もあのシーンはいまだに覚えています。エルザとジェラールの今後の関係で、決して外してはならない場面ですよね。 (2020年1月1日 17時) (
レス) id: 2c5d1feb72 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - で「強くなったなエルザ」と海風に吹かれてセリフが聞こえて来る場面と振り返った時にエルザの睨みつけ場面も印象に残っています。 (2019年12月31日 21時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 公式テレビ局が配信しているフェアリーテイルで、今の段階で感動した話は青髪の男とエルザが戦っていた話です。エルザが生贄的な状態で、氷の水に入れられそうになった時にナツが登場し救う場面で涙袋破壊しました。戦い後にエルザが海で仲間達と今後の事を話している所 (2019年12月31日 21時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
イライザ(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます、まだまだ未熟ですし、更新頻度も極端でいつも申し訳ないと思ってます。こちらこそ貴方のような素敵な読者様に敢えて光栄です。 (2019年12月27日 16時) (レス) id: 546c85bffe (このIDを非表示/違反報告)
イライザ(プロフ) - ベルモットさん» 再配信、もう始まってたんですね。公式テレビ局がYoutubeで流していたのをみて、私も再熱しました。フレアは大好きですが最後の最後まで疑っていたので、フレアには申し訳ないです… (2019年12月27日 16時) (レス) id: 546c85bffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イライザ | 作者ホームページ：
作成日時：2019年12月19日 23時
