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昨日はずっと草川拓弥の事を思い出そうと頑張ったけど
結局思い出すことは出来なくて
モヤモヤした気持ちだけが残ってしまった。
仕事終わりに向かうのはやっぱり海さんのBAR。
「今日も居るのかな」
草川拓弥の顔が浮かぶ。
私の中のモヤモヤを早く取り除きたくて
次第に加速する歩くスピード。
「……いた」
見渡す事もなく目に入ったきのこ頭。
今日も草川拓弥はいつもの席に座ってる。
だから私もいつもの席に座った。
楽しそうに話す海さんと草川拓弥は私に気づいて
「Aちゃんいらっしゃい、今日は早かったね？」
「今日はなんだか海さんに会いたくなって早くきたんですよー」
「…お前棒読みすぎんだろ(笑)」
「はは、本当に棒読みだね(笑)
でも嬉しいよ」
不意に笑った草川拓弥の笑顔は
海さんのような優しい笑顔じゃなくて
なんていうか、ちょっと子供っぽい
そして可愛い笑顔。
「そ、そうだ！
昨日からずっとあんたの事考えてたんだけど
全然思い出せなくてモヤモヤするの。」
「二人は前から知り合いだったの？
はい、カクテルどうぞ」
「ありがとうございます。
多分…？私は覚えてなくて……」
見るからに不機嫌になった草川拓弥。
「昨日からずっと考えてんの？思い出そうとして」
「うん。だから教えてほしいなって」
少し黙った彼が口を開いたから
前のめりになって聞こうとしたら
「だったら、思い出せるまで
ずっと俺の事考えとけば」
……はい？
何こいつ、教えてくれないの！？
モヤモヤが更に大きくなる気がして
「ちょっとくらい良いじゃん！
ヒントでもいいからさ」
「お前が思い出さないと意味ねえじゃん」
「まあそうだけどさあ……」
「一日一個な」
「なにが？」
「一日一個なら俺に質問していい」
厄介なタイプに引っかかった、とは思いつつ
毎日通い詰めて絶対思い出してやる、という熱が上がった。
「……じゃあ何歳？」
「21」
「え、同い年……」
「ふーん、」
「高校同じとか？」
「……」
急に無視するから何かと思ったら
二個目の質問だったからか。
だとしても、なんか言ってよ。
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かこ//8 - 中学生です!!初めてこんな風にコメントします。僕らのラーメン荘も本当に楽しく読ませてもらいました(^o^)文の構成とか言葉のチョイスとか本当にすごくて尊敬します!!これからも頑張ってください、応援しています☆ (2016年8月27日 19時) (
レス) id: 2deb815a95 (このIDを非表示/違反報告)
KA!R!-8??(プロフ) - 短編集待ってます！！めっちゃ楽しみにしてます！！頑張って下さい（≧∇≦） (2016年6月18日 10時) (レス) id: 755abbe78d (このIDを非表示/違反報告)
vermilion(プロフ) - ｢僕らのラーメン荘｣のときから、ずっと見てました！新作頑張ってくださいね！ (2016年5月27日 18時) (レス) id: dd615c95c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツンツン草 | 作成日時：2016年5月24日 1時
