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戻ってきた彼は祐子さんとやらにLINEを返しているのか、携帯を弄っている。
いつも拓弥とここで解散して帰りは一人なんだけど
閉店まで居たし一人で帰るのもなあ、って
「海さんまだ帰らないんですか?」
片付けをしている海さんに聞いたら
「んー?まだ飲み足りない?(笑)」
何て言われてどんだけ酒好きだと思われてるんだ私。
「違いますよ(笑)一緒に帰ろうかなって、」
そう言ったら海さんは凄い驚いた顔をして手を止める。
グラスを運んでた稜雅さんまでも吃驚して振り向いた。
「あれ、そんなに変なこと言いました?」
「だってAちゃんに初めて誘われたからびっくりしちゃって(笑)
でも俺待ってたら遅くなるよ?明日の準備もあるし」
やっぱり店長って閉店後も忙しいか、
「そうですよねぇ…」
じゃあ稜雅さん待とうかな、
なんて凝りずに座ろうとしたら
「帰るぞ」
拓弥に腕を掴まれた。
「えっ、なんで?」
「一人で帰るの嫌なんだろ」
「…だからってなんで」
「いいから帰るぞ」
強引に腕を引っ張られて初めて拓弥と帰ることに。
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かこ//8 - 中学生です!!初めてこんな風にコメントします。僕らのラーメン荘も本当に楽しく読ませてもらいました(^o^)文の構成とか言葉のチョイスとか本当にすごくて尊敬します!!これからも頑張ってください、応援しています☆ (2016年8月27日 19時) (レス) id: 2deb815a95 (このIDを非表示/違反報告)
KA!R!-8??(プロフ) - 短編集待ってます!!めっちゃ楽しみにしてます!!頑張って下さい(≧∇≦) (2016年6月18日 10時) (レス) id: 755abbe78d (このIDを非表示/違反報告)
vermilion(プロフ) - 「僕らのラーメン荘」のときから、ずっと見てました!新作頑張ってくださいね! (2016年5月27日 18時) (レス) id: dd615c95c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツンツン草 | 作成日時:2016年5月24日 1時