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☆*37*☆ ページ37
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和くんを見たら
女の子を抱きしめたまま
こっちを見た
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目があって
和くんが
ごめんって口パクで言ってて
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その姿にまた涙が出そうで
目を逸らして
思わず晴人くんのシャツをギュっと掴んだ
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晴「Aちゃん･･･大丈夫だよ」
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「うん、ありがと･･･あたし帰るね」
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晴「え！？いや、でも、ほら、きっともう和も来るよ？」
目の端に映った和くんは
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泣き止んだ女の子の頭をポンポンってしてた
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もうヤダ･･･
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きっと今
和くんが来てもどうしていいかわからない・・
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「うん、でも･･いつまでもここにいても･･･ね？」
晴「じゃあさ俺送ってくよ」
タクシーを拾う為に道路に歩いてくと
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和くんもタクシーを拾ってて
女の子を乗せたみたい
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その間に晴人くんが止めてくれたタクシーに乗り込んだ
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作者名：*花*
| 作成日時：2012年5月16日 15時
