*Iris2* *K* (ページ19)

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°･49.｡* ページ19

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着替えて挨拶をして帰る時

和也が座っていた所をさりげなく見るとそこにはもう誰も居なくて

ホッとしたような残念なような気持ちになった

最後に見た和也の目を思い出す

ボーっとしたようにあたしを見てた･･

あれが最後かな、また来るのかな･･

ため息をついて歩いてたら

急ぎ足の人とぶつかりそうになった

｢すみ、ま････｣

すみません！の言葉が途中から出なかったのは

あたしの腕を持ったのが和也だったから

和｢セーフ！(笑)｣

｢え･･･？｣

和｢山下さん今から帰んの？｣

｢えっ、と、･･はい、そうですけど｣

和｢ちょうど良かった、俺も帰るとこだから送ってく｣

｢えっ？！いやいや、あのいいです！大丈夫です！｣

いいですって断ってるのに、和也は強引に

和｢あ、ほらここ邪魔みたいだから｣

肩に手をおいてすぐ横の路地に入った

｢え、あの、｣

和｢ほら、それ俺の車｣

パーキングに停められた車を指差す

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