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°･44.｡* ページ14
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この広い東京でまた会えるなんて思ってなかった
ううん
もしかしたらどこかで会えるのを望んでたのかも･･
だけど会ってしまっても和也との生活が交わる事もなく
もう２度と隣は歩けないんだと絶望を味わった･･
今度は絶対に会えないどこか遠いとこに行こう
京都なんていいかも
あたしの事なんて誰も知らない所で
静かに暮らすのも悪くないかも･･
今後の事を考えながら仕事をして
上がる時間になって和也が来て
もう二時間近く経ってるのに気づいた
早ければ１５分長くても30分もすればいつも帰る
どうしたのかなとそちらを見れば
頬杖をついてこちらを見ている和也と目が合った
思わず会釈をして
大坂ちゃんにお疲れさまと声をかけてロッカールームに向かった
着替える前にふーっと息を吐き出し
イスに座ってテーブルにグデっと寝転ぶ
｢･･疲れた｣
和也は何をしてたんだろ…
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作者名：*花*
| 作成日時：2019年10月3日 21時
