今日:15 hit、昨日:28 hit、合計:45,170 hit
小｜中｜大
〇○。.130.。○〇 ページ10
･
薄暗く落ち着いた店内は泣きそうなあたしの表情を隠してくれる
もっと隠れるようにカウンターの端で頬杖をついてカクテルを飲む
和くんを信用してたって２人で歩く姿を見てしまった
付き合う前に彼女を振り払えなかった和くんを見てる
たかだか、何ヵ月かしか一緒にいないあたしより
何年も一緒にいた彼女に情があるのは仕方の無いこと
離れて初めて気づく事だってある
和くん･･･
和くんはマミさんが大事だって気づいたの･･･？
一緒にいたあたしを置いて行ってしまうほど
うつうつと考えながら何杯めかのカクテルを飲み干す
電話を持ってフラフラとお店を出た
そこに和くんの名前を表示したけれど
その名前をタップする勇気はなかった
まだ一緒にいたら？
電話に出てくれなかったら？
そう思うと怖くて鞄に携帯をしまった
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 171人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：*花*
x他1人 | 作成日時：2016年5月30日 10時
