*ｶﾀｺｲ・ﾚﾎﾞﾘｭｰｼｮﾝ*4*完結* (ページ33)

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｢あの、･･･｣

和｢･･･ふふん(笑)大丈夫だよ｣

｢･･･うん｣

電話を耳に当てたまま振り向くと

マミさんは出口の方に歩いてて

その背中が遠くなってく

あたしは和くんに言われた通りゆっくり歩いて改札を通った

先にホームにいるはずの和くんを探す

｢ねえ、そっちに行ってもいい？｣

和｢まだ･･･ダメ｣

繋がったままの電話に問いかけた

仕事帰りの人混みのなか和くんの姿を探してたら

再会した時と同じ場所に立ってて

胸がぎゅっとなる

その後ろにそっと並んだ

｢和くん｣

呼んでも振り向いてくれなくてズキっと胸が痛んだ

｢…和くん、マミさん･･･出口の方に歩いてったから、大丈夫だよ｣

そう言ったらやっと電話を切って

あたしを見た

振り向いた和くんの左頬が少し赤くなってる

｢和くん･･･｣

思わずその頬をそっと撫でる

電車がホームに入って和くんの声がかきけされた

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