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だけどあの時と違うのは
二宮さんの･･･和くんの暖かさを知ってしまったこと
キスする時の妖艶な眼差し
抱きしめる時の腕の力強さ
少し冷たい指先
拭っても流れる涙は
和くんを忘れたくないから、なのかな
和くんに会いたい
さっきは手を振りほどいたくせに
勝手だってわかってる
でも和くんに会いたくて携帯を持って家を飛び出した
走って走って疲れて肩で息をしながら
歩いてる時に自転車に乗ってくれば良かったと気づく
それでもなんとか走って
マンションについて和くんの家の前で息を整える
インターホンを鳴らすと指先が震えてて
両手をぎゅっと握りしめる
だけど待っても待っても返事がなくて
もう一度鳴らしてみても返事は･･･やっぱりない
もしかしたあの後マミさんに会いに行ったのかも･･･
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作者名：*花*
x他1人 | 作成日時：2016年5月30日 10時
